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ケータイ刑事銭形海8話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形海・裏ネタ編」の増補作業は、第8話「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件・事件編」に突入です。初回となる今回は、この舞台公演が行われた劇場である「赤坂レッドシアター」について、そしてサブタイトルにある言葉から、「舞台」について、「豪華」について、「演劇者」について、「事件」について記します。尚、「赤坂レッドシアター」は「・11話[裏ネタ編]」で、「舞台」は「・11話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにしてそれぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/25付です。

赤坂レッドシアター」:2006年12月に赤坂グランベルホテルとともにオープンした新しい劇場である。所在地は港区赤坂3丁目10-9で、赤坂グランベルホテルの地下2階にある。最寄り駅は赤坂見附駅であり、徒歩2分という立地の良い場所にある。客席数は173席となっているが、可動式の補助椅子を含めると最大176席となる。(この規模では「小劇場」という範疇に入る。)

日本の演劇界では小劇場を拠点とした劇団とその活動によって新たな波を生み出して、1960年代から発達していき、'70年代にはいくつかの劇団が演劇界をリードする存在になったことでも知られている。(この物語の登場人物の元ネタになっている野田秀樹、三谷幸喜も小劇場を拠点として出てきた演劇人である。)

新しい劇場と言うことで、観る側の立場になって設計されていて、長時間の観劇にも疲れないように配慮して特注設計された客席は評判も良い。

劇場として最初に行われた公演は、映画監督の本広克行が演出した「Fabrica[10.0.1]」であり、2007/1/20~1/28の公演である。その後も様々な舞台公演が行われている。

舞台」:演劇や芸能に於ける演技の場の総称のことであり、ここで各種演芸が実際に行われることになる。または、その場所で行われる芸能やその演技のことを言う。更に、これらの意味から派生して、技量や活躍ぶりを見せる場所のことを比喩的に言う場合にも使われている。

基本は「演劇を行う場所」のことを指していて、この意味での歴史はとても古いものである。起源ははっきりとしていないが、現存するものとして最も古いものとされているのは古代ギリシャの野外劇場である。舞台が中央の最も低い位置にあり、観客席がそれを見下ろすような形で作られている。(舞台が中央にあるすり鉢状になっている。)この形が古代ローマで更に発展していき、戦いの場となるコロッセウム(コロッセオ)はその代表的なものとして現存している。→古代では演者が下にいて、観衆はそれを見下ろす位置にいるのが基本であった。

中世になると、スタイルに変化が現れて、現在の劇場のような形のもの(観客が演者を360゜取り囲まない。)が生まれ、客席から演者を見上げる形のものが主流になっていった。更に近世になると、舞台に幕などが付くようになり、観客は正面から見るものだけが残り、現在の劇場という形のものが登場している。そしてこれが現在に至っている。

日本では奈良時代に舞楽のための舞台が登場し、これが最古のものとされている。これが平安時代には貴族の娯楽として受け継がれていくことになる。(古代の西洋で生まれた舞台を取り囲む全方向から見るというのではなく、三方から見ることが出来るものであった。)しかし、やはり西洋と同様に正面の一方向から見るものへと変わっていき、江戸時代の舞台には幕が登場した。

現在では、観客は一方向から見るというのが当たり前であるが、実験的な演劇では、昔の円形劇場のような形で、演者が中央にいて、その周囲360゜のいずれの方向からも見ることが出来る円形劇場が現在では一部で復活している。

尚、場所としての「舞台」は、英語では「Stage」、ドイツ語では「Bühne」、フランス語では「Scène」、イタリア語では「Palcoscenico」、スペイン語では「Escenario」、ポルトガル語では「Fase」、中国語では「舞台」という。

豪華」:贅沢で派手なこと、華やかで立派なこと、華やかで贅沢なことをいう。また、四字熟語では「絢爛豪華」または「豪華絢爛」ということもある。

特に、歴史上の人物(権力を得た者)は豪華な物を築いたり、使うなどしていて、現在まで語り継がれているような逸話も多い。

尚、物の場合には、華やかで贅沢な物品のことを指し、金銀宝石などで飾ったものなどの派手なものが多く、人の場合は「大御所」と呼ばれるような大物や華がある人、著名人などのことを言う。

この物語では、4話を使っているとはいうものの、「ケータイ刑事」の1話分よりも登場人物も多く、内容も派手になっているということで「豪華」と言うことが出来るが、元々低予算作品であることを考えると、地上波作品と比べるとそんなに「豪華」とは感じられないのですが...

英語では「Luxurious」、ドイツ語では「Luxuriös」、フランス語では「Luxueux」、イタリア語では「Lussuoso」、スペイン語では「Lujoso」、ポルトガル語では「Luxuoso」、中国語では「豪華」と言う。

演劇者」:「演劇」とは、作者の記した筋書き(一般的に「脚本」と言う)に基づいて、演者(=俳優)が行う総合芸術のことである。特に芝居がその代表的なものであって、狂言、演戯、劇、ドラマ、映画などがある。

一方、「者」とは人のことであって、その前に付く言葉(「○者」の「○」の部分)に関係する人のことを指す場合にこのように使われる。

よって、「演劇者」とは、演劇に関係する人のことである。で、どういう人がいるのかというと、その作品の演者、則ち俳優は当然であり、更に、脚本を作る人、それを統括する演出家(若しくは監督)、衣装、舞台装置を作る人たち、音楽や照明などの担当者などがいる。また、劇団として組織化されていると、その劇団の運営を行っている人も含まれることになる。

尚、学校の演劇でに集まっている人はプロではないものの、「演劇者」であることになり、そこで関わっている人がプロ化した人は全て演劇者と言うことが出来る。

英語では「Person of Drama」、ドイツ語では「Person des Dramas」、フランス語では「Personne de Drame」、イタリア語では「Persona di Dramma」、スペイン語では「Persona de Drama」、ポルトガル語では「Pessoa de Drama」、中国語では「戲劇的人」と言う。

事件」:いくつかの意味があって、法的な事柄や事項のこと、訴訟事件の省略した言い方、問題のある出来事のこと、もめ事のことをいう。広く言うと「出来事」の一部であって、日々起こる出来事の中で問題のある出来事の一部ということになる。尚、日々起こる出来事の中で問題になる出来事には「事故」と呼ばれるものもある。「事故」とは、予期することなく、思いがけずに起こった悪い出来事のことであるが、自然災害などもこれに含まれる。しかし「事故」と呼ばれるものは、人が何らかの意図を持って、故意に悪い出来事を起こした出来事のことを言う。(よって、「出来事」の中で問題のある事柄は「事故」と「事件」に分けられることになる。)

一般的には「事件」と言うと犯罪性のあるもの、と認識されているが、言葉の定義からは犯罪性のない「事件」も存在する。(例えば、特許、商標の登録に関する異議を訴えた場合も「○○事件」と呼ばれるが、そこには犯罪性は存在しない。(特許侵害に対する訴えはこれとは別である。))また、身近なところでは、市役所/役場で住民票の請求を行っても、これは法的な手続きに従う事項であるため、「事件」ということになるが、ここには犯罪性は全く無いのは言うまでも無い。

また、事故であっても、それが社会的に大きな影響を与えた場合は「事件」と呼ばれることもある。(例えば、飛行機事故や鉄道事故は「事故」であるが、事故原因を究明して、管理上に問題があって起こった事故とされれば、それは事件ということにもなる。)

英語では「Case」、ドイツ語では「Fall」、フランス語では「Cas」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Caso」(但し、発音は異なる。)、中国語では「事件」または「案件」と言う。

 

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