渡辺貞夫『モーニング・アイランド』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1979年に発表されたアルバムであって、日本でのフュージョン・ブームの中心的な存在となった彼がニューヨークのトップ・アーティストを集めて製作されたアルバムである。前作の『カリフォルニア・シャワー』と共に、彼の名前を不動のものにしたヒット・アルバムであり、かつ、彼の代表作の一つであるのは言うまでも無い特に、アメリカのトップ・ミュージシャンが参加していることで、クオリティも高く、聴き所満載である。
収録曲は以下の全8曲である。『モーニング・アイランド』『ダウン・イースト』『セレナーデ』『ウィ・アー・ザ・ワン』『ホーム・ミーティング』『サダオのための小さなワルツ』『サンバ・ド・マルコス』『イナー・エムブレイス』。
お薦め曲は前作同様に「全部」と言いたくなる所であるが、アルバム・タイトル・ナンバーである『モーニング・アイランド』、そして彼の名前が曲名に入っている『サダオのための小さなワルツ』を別格扱いとして、「絶対のお薦め曲」または「聴かなければならない曲」としてピックアップしておく。
曲数は8曲であるが、時間的には長い曲が多いことで、トータル時間も40分を超えていて、たっぷりとクオリティの高いサウンドを聴かせてくれている。また、本アルバムではデイヴ・グルーシンに曲のアレンジを任せていることで、ナベサダ地震は演奏により集中出来ていて、これも本アルバムのクオリティを高いものにしているところでもある。
CM曲としてお馴染みの曲も収録されているだけに、意識しないで耳にしていた曲もあるため、親しみやすく身近に感じられる所もあるアルバムでもあって、更にクオリティも高いというので、じっくりと聴き込んで、彼のプレイを、ニューヨークの一流ジャズ・ミュージシャンたちのセッションを堪能出来るアルバムである。必聴です!
- アーティスト: 渡辺貞夫,デイヴ・グルーシン,ジェフ・ミロノフ,フランシスコ・センテーノ,スティーヴ・ガッド,ルーベンス・バッシーニ,エリック・ゲイル
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2006/05/24
- メディア: CD
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