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「AMELIA EARHART: THE FINAL FLIGHT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1994年のアメリカ映画「ラストフライト」である。日本では劇場未公開と言うことになった作品であるが、知る人ぞ知る作品として知られている。女性版リンドバーグと呼ばれたアメリア・エアハートの失踪事件の謎を描いたミステリー作品である。

作品データを記しておくと、時間は96分、監督はイヴ・シモノー、脚本はアン・サンドラ、音楽はジョージ・S・フリンである。そして出演は、ダイアン・キートン、ルトガー・ハウアー、ブルース・ダーン、たちである。

女性として初めて大西洋単独横断飛行を行い、ミス・リンディと呼ばれ、女性版リンドバーグとして知られるアメリア・エアハート。その業績から勲章も授かり、知的であってチャーミングであったことから、国民の間でも広く親しまれる存在となっていた。そんな彼女は次々と記録を達成していくことになる。が、彼女が栄光を手にすると、その栄光を利用しようとする者も現れ、国家権力が彼女を利用しようとしていた。そして、1937年5月、彼女は赤道上の世界一周飛行に挑むため、ロッキード・エレクトラ10Eでカリフォルニア州のオークランドを飛び立った。太平洋を東回りで飛行して、飛行を続け、5月末にニューギニアのラエに到着する。そして、7/2、日本の南洋諸島に隣接したアメリカ領のハウランド島に向けて出発したが、ハウランド島に到着することはなく消息を絶った。その最期のフライトの謎に至るまでをミステリアスに描いている。

エアハートの行方不明には、いくつかの陰謀説まである。(しかも、その陰謀の首謀者としても色んな名前が取りざたされていて、日本(軍)が関与したとされるものまであるほどである。)また、彼女が消息を絶った後、大規模な捜索が行われたが、発見されることはなく、現在に至っている。そのため、本作はあくまでも一つの推論でしかない。

一応、主人公に関してはしっかりと描かれているのだが、周囲の人物描写に関してが深く掘り下げられていないこともあって、今一つ重みが感じられない所が残念である。ただ、D・キートンを見せるための作品ということでは、それなりの出来に達していて、彼女を見るためであれば十分見せてくれる作品となっている。

事実を元にした作品であるため、予備知識を頭に入れてから見た方が良いのは言うまでもなく、何も知らずに見るということは止めておいた方が良いですね。ただ、日本ではLDでもリリースされず、ビデオのみだったことを考えると、目にする機会は殆どないのが現状でしょうけど...

 

↓輸入版のビデオです。

Amelia Earhart: The Final Flight [VHS] [Import]

Amelia Earhart: The Final Flight [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Turner Home Video
  • メディア: VHS


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