RC SUCCESSION『楽しい夕に』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1972年12月に発表された彼らの2nd.アルバムである。前作から10ヶ月という間隔で発表されたが、内容的にはフォーク・アルバムだった前作からR&Bアルバムと言った方が良いものになっている。(一部にフォークのテイストも残っていますが...)特にヒットを記録すると言うことも無かったが、後に彼らの初期作品の一つと言うことで、改めて注目されることになったアルバムでもある。
尚、本アルバムのタイトルは読み間違いされることも結構あるようだが、「たのしいゆうべに」と読みます。(「夕」が「ゆうべ」と読めないことが多いようですね...)
収録曲は以下の全11曲である。『ラー・ラー・ラ・ラ・ラ』『エミちゃんおめでとう』『忙しすぎたから』『あの娘の悪い噂』『九月になったのに』『ねむい』『もっとおちついて』『君もおいで』『去年の今頃』『日隅くんの自転車のうしろに乗りなよ』『ぼくの自転車のうしろに乗りなよ』。
この中からシングル・カットされた曲は無いということもあって、アルバムとしてじっくりと聴くものとなっていて、完成度も高いアルバムになっている。
お薦め曲は『ラー・ラー・ラ・ラ・ラ』『あの娘の悪い噂』『もっとおちついて』『日隅くんの自転車のうしろに乗りなよ』と『ぼくの自転車のうしろに乗りなよ』をピックアップしておく。
今でこそ、初期のRCのアルバムとして注目されているが、当時は鳴かず飛ばずであったが、やはり良いものは評価されるものですね。派手な所はやはり控えめであるが、聴かせるツボを見事に突いていて、アーティストとしての清志郎の世界を堪能できると共に、バンドとしても確実に進歩している所を見せているアルバムである。じっくりと聴きましょう!
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