ケータイ刑事銭形海14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第14話「スニーカー、復活! ~エリーゼのためにならない殺人事件」の裏ネタ編・増補の5回目となる今回は、事件はここだったということから「ピアノ教室」について、被害者の肩書きにこれがあることから「ピアニスト」について、発見者の五代さんはこうなっていたことからこれを破ったということから「密室」について、「窓ガラス」について、被害者の手にこれがあったことから「リンゴ」について、この人がいたことから「家政婦」について記します。尚、「密室」は「零・25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 2」で、「リンゴ」は「零・25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 6」で、「家政婦」は「結・7話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/7/6付です。
「ピアノ教室」:「ピアノ」は「楽器の王様」と呼ばれる鍵盤楽器である。一方、「教室」というのは、複数の意味があるが、ここで言う「教室」は各種技芸を教える所、塾、カルチャーセンター、趣味の講座、という意味である。(他の意味としては、教育を行うための部屋、授業を行うための部屋、という空間的な部屋、または大学の研究室などの専攻科目ごとの研究室、ゼミのことを指す。)
「ピアノ教室」は、ピアノの教育(主にピアノの演奏)を行う講座、教室のことである。(実技指導を行うのが基本であるため、指導者と生徒が一対一、子弟関係のように教育されるのが一般的である。)特に、子供に対しての教室としては「そろばん教室」「書道教室」などと共にポピュラーなものの一つである。(ただ、長続きするかはまた別問題でありますが...)
英語では「Piano Classroom」、ドイツ語では「Klavierklassenzimmer」、フランス語では「Classe du Piano」、イタリア語では「Classe di Pianoforte」、スペイン語では「Aula del Piano」、ポルトガル語では「Sala de Aula de Piano」、中国語では「鋼琴教室」と言う。
「ピアニスト」:ピアノを演奏する人のこと、またはそれを職業としている人のことである。(前者の場合は、素人であっても、また遊びのようなものであっても、ピアノを演奏する人の全てということになる広義の意味であって、後者は狭義の意味となる。)
ピアノが登場したのは17世紀のことであり、ピアニストはそこから登場したことになる。職業としてのピアニストはそれ以降登場していることになるが、当時は、現代までも知られている著名な音楽家(作曲家)が多いこともあって、「ピアニスト」としてはあまり語られないことが多い。そのため、職業としてのピアニストは19世紀に入ってからの「ピアノの詩人」と呼ばれるフレデリック・ショパン(1810年生まれ)やフランツ・リスト(1811年生まれ)が活躍するようになった1830年代ごろをルーツとすることが多い。
英語、ドイツ語では「Pianist」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Pianiste」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Pianista」(但し、発音は異なる。)、中国語では「鋼琴家」と言う。
「密室」:密閉された部屋のことであって、外界から完全に切り離された状態になっている部屋のことを言う。そのため、密室の中には、人が外部から侵入できない状態になっている。(その部屋にある窓やドアなどは、密室の内部から鍵が掛けられていて、外からはそれを開けることが出来ない状態になっているため、外から入ることが出来ない状態にある。また、ガラス窓やドアは破壊していればそこが通路になるため、密室となっている場合は、それらは破壊されていないことが前提条件となる。)
尚、密室は、外界から切り離されている状態てあるが、空気を遮断しているものではない。(あくまでも人の出入りが不可能なように、外部から遮断されている部屋のことである。(空気と水は隙間から入って行くことは可能である。また、小動物が内部に侵入することが可能であっても、人間が出入り不可能であれば、それは「密室」と呼ばれる。)
推理小説の世界では、密室で事件が起こり、そこで死体が発見される、というのは定番のジャンルの一つとして確立している。この場合は、どうやって犯行が行われたのか、どうやって密室が作られたのか、という謎を解いていく所がポイントとなる。「ケータイ刑事」シリーズでも「密室」で事件が起こったというのはお馴染みのものであり、密室の謎解きが展開される物語が結構ある。(この物語もその一つである。)
また、「密室」にはもう一つの意味がある。それは「秘密にして、他人に知らせない部屋」という意味である。こちらの意味としての使用はあまり使われなくなっているのが現状であるが、「密室政治」「密室会議」というように、他人の介入を許さずに独裁的な手法で進められることについて、悪い印象を持った言葉として使われることがある。
英語では「Locked Room」と言うが、第二の意味としては「Closed Door」と言う。(英語では使い分けられている。)また、「Secret Room」という言い方もある。ドイツ語では「Geheimes Zimmer」、フランス語では「Pièce Secrète」、イタリア語では「Stanza Segreta」、スペイン語では「Cuarto Confidencial」、ポルトガル語では「Quarto Secreto」、中国語では「密室」という。
「窓ガラス」:漢字では「窓硝子」と表記する。窓に用いるガラス(板ガラス)のこと、または硝子を窓枠に填めたもの自体で窓として用いるもののことを言う。
透明であるため、外の景色を見ることや採光が可能であるので、建造物(民家やマンションなど)に広く使用されている。(但し、硝子張りのビルは「窓ガラス」ではなく、外壁用の硝子が使用される。)
ガラスの種類はソーダ石灰ガラスと呼ばれるものであって、珪砂、ソーダ灰、石灰が原料であり、地殻とほぼ同じ組成である。尚、通常の使用では無色透明に見えるが、見方によっては緑がかって見える。これは原料に含まれている不純物の鉄イオンである。純度の高いものであっても微量含まれるため、完全な「無色透明」ではないが、殆ど色が付いているように見えないので特に「無色」と呼んでいる。尚、どうしても「無色透明」にするのであれば、補色を生じる着色剤を原料に添加するすることが行われる。→民家の窓ガラスでは、そこまでする必要は特にないですが...
英語では「Windowpane」、ドイツ語では「Fensterscheibe」、フランス語では「Vitre」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Windowpane」(但し、発音は異なる。)、中国語では「窗玻璃」と言う。
「リンゴ」:漢字では「林檎」と「苹果」という表記があるが、一般的には「林檎」と表記することが多い。また、カタカナ表記の「リンゴ」、ひらがな表記の「りんご」の両者も広く使われている。
バラ科リンゴ属に属する落葉高木であり、その果実を食用にすることで、世界中の広い地域で利用されている植物である。またはその果実のことを指す。
成木は数m程度から10m弱にまで育つ。葉は楕円形で白毛が多いという特徴がある。また、春に白い5弁の花をつけ、夏から秋に果実が熟す。尚、食用に利用される果実は円形であって、熟すと赤色になり、大きさは直径が10~15cm程度にまで生育する。また、この種は品種が多いことでも知られている。
原産地は中央アジアであるが、現在では世界中に広がって広く栽培されている。特に温帯地域から寒帯地帯で広く栽培されている。(暑さには弱いので、熱帯地方での栽培はないが、亜熱帯では栽培されている。)
日本には明治初期に導入されていて、主に冷涼な地方(青森、長野が主な産地になっている。)で栽培されている。日本では、蜜柑に次いで生産高が多い果物となっている。尚、「ふじ」という品種は日本でも、世界でも、生産高が最も多い品種である。
生産高の多い都道府県(TOP 5)は、青森、長野、岩手、山形、秋田となっている。(2009年の統計値)、世界では、中国、アメリカ、ポーランド、イラン、トルコ、イタリア、インド、フランス、ロシア、チリがTOP 10である。(2008年の生産高であり、世界では約7000万トンである。)ただ、中国がアメリカの6.7倍で世界の約42%を占めていてダントツである。(日本の約35倍である。)尚、日本では生食用が多いが、外国では加工用が多い。
俳句の世界では「りんご」「リンゴ」「林檎」「紅玉」などは全て秋の季語であるが、「林檎の花」は春の季語である。(花は春に咲くためであるが、「リンゴ」が秋の季語なのは、果実が秋に収穫されるためである。)
英語では「Apple」、ドイツ語では「Apfel」、フランス語では「Pomme」、イタリア語では「Mela」、スペイン語では「Manzana」、ポルトガル語では「Maçã」、中国語では「蘋果」と言う。
「家政婦」:家庭に於いて、家政を担当、または家事の補助や手伝いをする職業のこと、またはその業務を行う人のことをいう。簡単に言うと「家事援助者」ということになり、「家事手伝い」「お手伝いさん」などと呼ばれることもある。(女中、メイドと同一視されることがあるが、それらとは別である。女中やメイドと呼ばれる人は「住み込み」であるが家政婦は住み込みではないのが最大の違いである。)また、これを行っている人は一般的に女性である。
仕事の中身は、炊事、洗濯、家屋の掃除などが主なものであって、炊事に関係する食材の買い物を除いては基本的に家の中の業務に限定されるのが一般的である。
歴史は、比較的新しく、明治以降、都市部の中流家庭が増加したことと、女中の減少により、家事を行う仕事に対する需要が増えたことから広がっていくようになったものである。特に子育てを終えた中年の主婦が派出婦という形で、個別に契約をして仕事に当たるという形で広がって言った。(子育ての経験があることが求む方からも重宝がられ、家事に慣れているという所が評価された。)更に、第二次大戦によって夫と死別した未亡人が、生活のために仕事を行う場として注目され、戦後は斡旋業者の登場と共に浸透していくことになった。現在では、斡旋業者(家政婦紹介所)が間に入っていて、雇いたいという人はそこに申し込み、働きたいという人は登録するという形が一般的になっている。→「家政婦」というと思い出されるのが市原悦子主演のドラマ「家政婦を見た」シリーズが思い出されるが、そこでも家政婦紹介所を介して派遣されるという形でした。また、2011年のドラマ「家政婦のミタ」の大ヒットで、「家政婦」が再び注目されました。
尚、家政を行う仕事としては、かつては「女中」と呼ばれ、最近では「メイド」と呼ばれる職業があるが、「女中/メイド」は住み込みで働くのが基本であるが、「家政婦」は通いで働くのが基本である。(住み込みである「女中/メイド」でも一応勤務時間はあるが、場合によっては深夜、早朝にも働くことがある。しかし、通いである家政婦は、特別に依頼された場合は別であるが、深夜や早朝に働くと言うことは普通は無い。)
英語では「Housekeeper」、ドイツ語では「Haushälter」、フランス語では「Gouvernante」、イタリア語では「Donna di Casa」、スペイン語では「Ama de Casa」、ポルトガル語では「Empregada」、中国語では「保姆」と言う。
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