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ケータイ刑事銭形海15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形海」の第15話(2nd.2話)「死んでも書きます! ~脚本家・石原武龍殺人事件」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、現場がここだったことから「書斎」について、これがポイントだったということから「椅子」について、「キャスター」について、五代さんが口にした言葉から「弁慶の立ち往生」について、「居眠り」について記します。尚、「書斎」は「・17話[裏ネタ編]PART 3」で、「キャスター」は「・3話[裏ネタ編]PART 3」で、「弁慶の立ち往生」は「・7話[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/7/13付です。

書斎」:個人の家で、読書や書き物をするための部屋、または空間のことをいう。近年では、ファミリー・スペースとして設けられる場合もあるが、読書や勉強などをすることが出来るスペースということで、それらも書斎の一形態ということになる。

書斎にある備品としては、机と椅子があって、それに付随する形で書棚、そこに収納された書籍があるのが一般的である。しかし近年では、物書きではパソコンを使って文章を作成することが一般的になったこともあって、パソコンとプリンターなどのパソコンとその周辺機器が書斎にあるというのは当たり前になっている。そのため、家庭ではパソコン・スペースという位置づけになっている場合もある。

尚、ホテルの客室では、簡単なライティング・テーブルが備えられているが、これも立派な「書斎」ということになる。但し、独立した小部屋としての「書斎」ではなく、空間としての「書斎」である。

書斎の歴史は意外と古く、欧州の貴族の屋敷に、15世紀の末期頃に登場したのが最初である。(現在のような「書斎」とまでは言わないが、読書をするための専用スペースとして登場した。)貴族の間に生まれたということは、やはり互いに競い合って豪華になっていくことになり、貴族の間では書斎を持つことが流行し、広い部屋の書斎や、立派な飾りのある机や椅子のある書斎が登場している。やがて、17世紀になると、一般の人の間にも読書スペースやちょっとしたものを書くためのスペースとして、ライティング・テーブルが当たり前のように設けられることになり、空間としての「書斎」が広がっていくことになる。それ以後は、用途に応じた書斎が造られていくようになり、仕事のスペースという意味合いも持つようになっていき、現在に至っている。

英語では「Study」と言うが、「Den」や「Library」という単語にも「書斎」という意味がある。(「Den」は男性の私室、仕事部屋という意味が強く、「Library」は書庫という意味合いがある。)また、ドイツ語では「Arbeitszimmer」、フランス語では「Étude」、イタリア語では「Studio」、スペイン語では「Estudio」、ポルトガル語では「Estudo」、中国語では「書房」と言う。

椅子」:家具の一つであって、人が腰掛けるための家具である。「腰掛け」と言うこともある。また、「倚子」と表記することもある。

日本では、明治になってから普及するようになった家具であって、江戸時代までは床に座ることが基本であったが、西洋では休息するために広く使用されていたため藻は役から普及していた。また、同時に権威の象徴としても発達し、王侯貴族は豪華な装飾を施した椅子を好んで使用した。そして、その時期に、肘掛けが椅子に付いたり、座り心地を改善する工夫が取り入れられ、豪華さと利便性の両方で発展していくことになった。

尚、権威の象徴としての椅子は、古代エジプト王朝で既にその形が見られている。

現在では、身近にある日用品として、誰もが毎日使っているものとなっているが、大別すると、仕事や勉強という作業を行うのに使用する椅子と、くつろいだりするのに使用する椅子とに大別出来る。(食卓の椅子は、食事を摂るという作業椅子ということになって前者に分類される。)また、車の椅子(運転席)や自転車、オートバイのサドルなども、「運転する」という作業を行うための椅子ということになるので、前者に区分される椅子は多数となる。一方、後者には、ソファー、座椅子などが含められることになる。(当然、両者の兼用という椅子もある。→書斎用のロッキングチェアーは両方を兼ねている代表的なものということになる。)

英語では「Chair」、ドイツ語では「Stuhl」、フランス語では「Chaise」、イタリア語では「Sedia」、スペイン語では「Silla」、ポルトガル語では「Cadeira」、中国語では「椅子」と言う。

キャスター」:主に3つの意味がある。1つは、椅子や家具、ピアノなどの大型の物の脚部に付いている車輪のことである。これは、自由に方向が変わるものであるため、その物を移動させる場合、楽に移動させることが出来るようになるものである。

2つ目の意味は、調味料を入れた小瓶のこと、及びそれらをテーブルに置く台のことである。これはキッチン回りの収納具であって、家具の仲間と言うことになる。が、そんなに大きくないことから、車輪は付いていないのが普通である。(十分に可搬出来る大きさである。)尚、この場合は「カスター」と呼ばれることもある。

もう1つは「ニュースキャスター(Newscaster)」の略であって、和製英語として報道番組の司会兼ニュース朗読者のことを指す。(これから派生して、天気予報のコーナーの担当者を「お天気キャスター」という。)→アメリカでは「ニュースキャスター」と言うか「アンカーマン」(「アンカーウーマン」「アンカー・パーソン」)、または「プレゼンター」と呼ばれ、「キャスター」と言うと通じない。

この物語の「キャスター」は(やはり一般的な)第1の意味での「キャスター」である。ということで、以下はその「キャスター」について記す。

家具の脚部に付いているキャスターは、その形などから「脚輪」と呼ばれることもある。特に、「キャスター」という形になってからの歴史は、そう長くはないが、元になったものは、古代のコロである。(エジプトのピラミッド建設では、コロを利用したからこそ、あれだけ大きな石材の運搬が比較的楽に行うことが出来た。)それが時代が進むにつれて「車輪」へと変形し、古代から各地で利用されてきた。車輪を使うと、物の運搬が楽に行うことが出来るため、家庭にある大きな家具を異動させるために、小形の車輪を使えば楽に出来ると考えるのは、ごく自然な流れである。

キャスターは便利な物であるが、いくつかの注意点がある。構造上、キャスターは普通の脚よりも細くなっている部分があるため、構造的にかなりの重量が掛かることになる。また、最終的には車輪が床と接触するのは線接触に近い状態となるため、キャスターと床の接触している部分にはかなりの荷重がかかることになる。キャスターが付いている家具に物を詰め込みすぎると、耐荷重オーバーになって、キャスターが損傷する可能性が生じるので、注意が必要である。

また、楽に移動できるとは言っても、フローリングの床であれば傷つけることもありうるのは言うまでも無い。よって、移動を行う場合は十分に注意して行いましょう。

更に、キャスター付きの椅子では、正しい座り方をしている時は問題無いが、変なことをしていると、転んで怪我をする、ということもあるので、注意が必要である。(転倒しにくくしたものとして、5本足のキャスターの椅子が普及しているが、4本足のキャスターのものよりは確かに転倒しにくくなっている。但し、慢心はいけません。)

英語では「Caster」または「Castor」、ドイツ語では「Castor-Räder」、フランス語では「Castor」、イタリア語では「castorio」と言う。

弁慶の立ち往生」:豪傑として歴史上に名前を残している平安時代末期の武蔵坊弁慶にまつわる故事に由来して言われている言葉であり、慣用句として用いられる言葉である。意味は、進むことも出来ず、また退くことも出来ず、動きが取れなくなったことの例えとして用いられる言葉である。

これは、源義経が兄・源頼朝に追われ、1189年の衣川の合戦で、主君・義経を守るために弁慶は、敵の矢をを満身に受けながら、長刀を杖にして、立ったまま主君を守って死んでいったという忠義を尽くした伝説に由来している。

現在では、医学的な見地から、この立ち往生についての研究も行われていて、肉体疲労や即死時のショックからくる即時性死後硬直ではないかという説が有力であるが、伝説であって実際にはあり得ないという説もあって、真偽は確かではないのが現状である。

英語では「Coming to a Standstill」、ドイツ語では「Das Kommen zu Einem Stillstand」、フランス語では「Venir à un Arrêt」、イタリア語では「Venendo ad una Sosta」、スペイン語では「Estancarse」、ポルトガル語では「Parando」、中国語では「強者的站著死去」と言う。

居眠り」:椅子などに座ったまま眠ることを言う。例えば、学校の授業中、車の運転中などに眠ってしまう場合は、椅子に座った状態であるため、「居眠り」と言うことになる。

尚、寝てしまうことでも「仮眠」「仮寝」は、寝ようという意思の元で寝ることてあるので、居眠りとは別物である。また、「うたた寝」は横になった状態で寝入ってしまうことであるので、「居眠り」と同様に無意識で寝てしまうと言うことでは同じであるが、体勢が違っているので、一応区別されている。(→車の運転中に寝ることを「居眠り運転」と言うが、「うたた寝運転」とは言わない。)

この物語では、被害者は椅子に座った状態であったため、寝てしまったのであれば「居眠り」と言うことになって、「うたた寝」にはならないが、五代さんは言葉遣いと言葉の意味をちゃんと理解していますね。

英語では「Doze」、ドイツ語では「Döse」、フランス語では「Petit Somme」、イタリア語では「Sonnellino」、スペイン語では「Sueño Ligero」、ポルトガル語では「Cochile」、中国語では「打瞌睡」と言う。

 

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