「THE BALOONATIC」 [映画(洋画)]
表題の作品は1923年アメリカ映画「キートンの空中結婚」である。チャップリン、ロイドと共に世界の三大喜劇王の一人として知られているB・キートンの主演作品であり、監督と脚本も彼自身という短編作品群の一つである。1920年代初頭、彼は短編作品を量産するが、本作はその中でも終盤の作品である。(1924年になると、彼は長編作品の製作に移行することになる。)
作品データを記しておくと、時間は22分、白黒作品、サイレント・作品である。監督と脚本はバスター・キートンとエドワード・F・クラインの2人、撮影はエルジン・レスリー、美術はフレッド・ガブリー、出演はバスター・キートン、フィリス・ヘイヴァー、ベーブ・ロンドン、たちである。
遊園地にやってきたキートンだったが、女の子にふれら、気晴らしに気球に乗ったら、ロープが切れて空高く飛んで行ってしまう。が、キートンはそんなことにはめげなかった。腹が減ったら鳥を撃って食料とするが、気球に穴が開いてしまい、川に落ちてしまう。が、全くめげないキートンは、カヌーにして川を下っていく。そんなキートンは森の中で、さきほどふられた女の子を助けることになり、結局、その女の子と結ばれることになって...
サイレント映画であるため、オーバーアクションで笑わせてくれるコメディであって、漫画を見ているような所がある。ただ、ギャグということでは基本的な笑いの範疇に収まっていて、アイデアとしてはストレートなものである。また、基本的なところから笑いを生み出しているということになるが、古き良き時代でのんびりとした時代だったということですね。
現在と比べると、時代も全く違うだけに、逆に新鮮に見えるかも知れないですね...
バスター・キートン THE GREAT STONE FACE DVD-BOX 【初回生産限定】
- 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
- メディア: DVD
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