RC SUCCESSION『FEEL SO BAD』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1984年11月に、前作から1年4ヶ月ぶりに発表された彼らの8枚目のアルバムである。オリコンでは最高位17位を記録している。LPならではの二部構成(=A面とB面にそれぞれテーマが与えられている、という意味であって、当時はそういうことが流行っていましたね。)が活かされたアルバムである。A面が「BAD SIDE」、B面が「GOOD SIDE」で、それぞれ6曲ずつであるが、CDではそれらが連続することになっているので、何か違うと感じてしまうのですが...
収録曲は以下の全12曲である。『自由』『腰をふれ』『うるせえ!』『失礼スルゼ(訣別の詩)』『胸ヤケ』『セルフポートレート』『NEW YORK SNOW・きみを抱きたい』『私立探偵』『不思議』『夢を見た』『可愛いリズム』『動かせHEY-HEY-HEY』。
この中からシングルとしてリリースされているのは『不思議』であるが、アルバムよりも4ヶ月先行してのリリースであったため、「シングル・カット」と言うよりも、「シングル曲を収録した」と言った方が良さそうですね。
お薦め曲は、『自由』『うるせえ!』『失礼スルゼ(訣別の詩)』というところと、『不思議』『可愛いリズム』をチョイスしておく。
「BAD SIDE」の方が激しくロック・スピリットをそのまま音にしたような激しいものであり、「GOOD SIDE」はポップで聴きやすいサウンドである。これらの余りにもサウンドが異なる2つの世界を連続して聴くことが出来るCDは、便利と言えば便利であるのだが、『セルフポートレート』と『NEW YORK SNOW・きみを抱きたい』が続けて聴くことが出来るのは何とかと思ってしまうところである。まあ、一旦停止させて、少し間を置くことも、リモコンがあれば簡単にできることですけど...(→技術が文化を壊してしまったということで、テクノロジーの進化も感じさせてくれるということですが...)
と言っても、2つの異なる彼らの世界を堪能できるということもあって、あるばむということではやはり聴いておきたい所である。
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