RC SUCCESSION『HEART ACE(ハートのエース)』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1985年11月に発表された彼らの9枚目のスタジオ・アルバムである。前作から丁度1年でリリースされたアルバムでもある。また、オリコンでは最高位25位を記録している。
収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、CD化された時から1曲追加されて全11曲になっている。収録曲は以下の通りである。『SKY PILOT/スカイ・パイロット』『ぼくとあの娘』『DRIVE』『GONE GONE』『横浜ベイ』『海辺のワインディング・ロード』『GLORY DAY』『ブン・ブン・ブン(オコリンボ リンボ)』『山のふもとで犬と暮している』『LONLY NIGHT(NEVER NEVER)』。(以下、CDでの追加曲)『すべてはALRIGHT(YA BABY)』。
この中からシングルとしてリリースされた曲は『すべてはALRIGHT(YA BABY)』であるが、この曲はアルバム・リリースの7ヶ月前にシングルとして発表された曲である。また、『SKY PILOT/スカイ・パイロット』(B面曲は『LONLY NIGHT(NEVER NEVER)』であった。)はアルバムと同日のシングル・リリースであったが、LPには未収録、CD化された時に追加収録されることになった。但し、カップリング曲を含めてシングル・バージョンとは異なるアルバム・バージョンとして収録されている。
お薦め曲は、シングル曲である『SKY PILOT/スカイ・パイロット』、また、元々はアルバムには未収録であったが『すべてはALRIGHT(YA BABY)』もピックアップしておく。更に、『横浜ベイ』『海辺のワインディング・ロード』『山のふもとで犬と暮している』『LONLY NIGHT(NEVER NEVER)』という所をピックアップしておく。
本アルバムは、彼らのアルバムとしてはどちらかというとおとなしいものであって、セールスの点でもやや苦戦することになったのだが、内容の方はなかなかどうして、素晴らしい楽曲が詰まっている。特に、本アルバムの収録曲の内、数曲は他の(異なる)ミュージシャンがカヴァーするということで業界人には高く気に入られているアルバムでもある。これは、本アルバムがそれだけ玄人としての心を揺さぶるだけのもの、魅力があるということでなる。ということで、派手さが全てではないと言うことを教えてくれる隠れた傑作アルバムである。じっくりと聴きましょう!
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