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「日本侠客伝」(その5) [映画(邦画)]

今回は、1966年2月に劇場公開されたシリーズ第4作についてです。

シリーズ第4作日本侠客伝 血斗神田祭り」(1966年)
作品データを記しておくと、1966年の東映作品で、時間は95分、監督はマキノ雅弘、脚本は笠原和夫、撮影は、わし尾元也、美術は川島泰三、音楽は斎藤一郎である。そして出演は、高倉健、鶴田浩二、藤純子、大木実、藤山寛美、長門裕之、里見浩太郎、山本麟一、中原早苗、野際陽子、河津清三郎、東竜子、原健策、柳生博、山城新伍、内田朝雄、天津敏、遠藤辰雄、汐路章、近藤宏、阿部九州男、小林勝彦、団徳麿、高松錦之助、潮健児、浜田延一、大城泰、相原昇、鈴木金哉、丸平峰子、牧淳子、小田部通麿、国一太郎、江木健二、大前均、楠本健二、小島恵子、堀広太郎、大江光、佐々木松之丞、大井田勝太、野村鬼笑、市川裕二、藤川弘、近松竜太郎、土橋男、岩尾正隆、高並功、那須伸太朗、野口泉、たちである。

神田の呉服問屋・澤せいは、老舗を誇っていたが、最近は商売の方はさっぱりになっていた。七代目を継いだ伸夫は資金繰りを焦り、賭博に手を出し、借金が一段とかさんでいた。で、隠居した六代目・清兵衛や恋女房の花恵たちは困惑していた。澤せいの土地を狙っている大貫一家は伸夫を博打に誘い、これまでの借金を一発逆転で返すことを考えた伸夫を上手くイカサマに引っ掛けて、権利書の全てを奪おうとした。それを伸夫の幼馴染みで、神田十一番組の纒持・新三が聞きつけ、芝に現れ、大貫一家のイカサマを見破り、伸夫を救った。しかし、その夜、大貫は代貸のお化粧為に命じ、伸夫を殺害し、澤せいに火を付けた。そして、目撃者が居なかったことを利用して、大番頭の伊助を脅迫して、この火事は保険金欲しさに伸夫が放火したものであり、伸夫は自殺だったと証言させた。それを知った新三は、大貫たちのイカサマ賭博を訴え、借財の無効を裁判で争うことを考えて、弁護士を雇う。しかし、大貫一家はその弁護士たちを脅迫し、裁判から手を引かせようとする。あまりにも悪辣な大貫一家のやり方に憤怒した元大阪淀半一家の長次は、大貫一家に匿われている義理をも捨てて新三に味方した。澤せいは新たに新築工事が進んでいくが、大貫一家の妨害は続く。さして、澤せい側に立つ長次は大貫に殺される。遂に堪忍袋の緒が切れた新三は、神田十一番組の組員証を人伝手に組長に返し、単身で大貫一家と対決する。そには新三の身を心配した鳶職仲間の鉄次や梅も駆けつけた。そして新三たちは激闘の末に大貫一家を全滅させ、新三は警察に自首をしたのだった。

展開としてはオーソドックスな東映任侠映画の範疇に入る作品である。前作がイレギュラーな感じの任侠映画であったことを考えると、あまりにもオーソドックス過ぎるように感じられるが、定番過ぎる展開というまは逆に安心できる所でもある。ということで、まあよろしいかと...

 

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