SSブログ

「THE BEDROOM WINDOW」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年のアメリカ映画「窓 ベッドルームの女」である。日本では1988年4月になって劇場公開された。A・ホールデン原作のラブ・サスペンスである。

作品データを記しておくと、時間は114分、原作はアン・ホールデン、監督と脚本はカーティス・ハンソン、撮影はギルバート・テイラー、音楽はマイケル・シェリーヴとパトリック・グリーソンの2人である。そして出演は、スティーヴ・グッテンバーグ、エリザベス・マクガヴァン、イザベル・ユペール、ポール・シェナー、カール・ランブリー、ウォーレス・ショーン、フレデリック・コフィン、ブラッド・グリーンクイスト、モーリー・チェイキン、たちである。

社長夫人であるシルビアは建築家のテリーと不倫関係にあった。ある夜、テリーの部屋で密会したシルビアは、寝室の窓からレイプ事件を目撃した。しかし、証言をすると、自分の不倫がばれてしまうので、名乗り出ることができない。そんな彼女に代わって、テリーが警察に通報した。被害者のデニス、そしてテリーの証言を元にして捜査は進められていき、ヘンダーソンという男が犯人として逮捕され、起訴された。が、裁判で、テリーが本当の目撃者ではないということが明らかになり、ヘンダーソンは釈放され、逆にテリーが犯人として疑われることになってしまう。テリーはシルビアに連絡して会おうとするが、約束の場所の音楽堂でシルビアはヘンダーソンに殺されてしまう。そして、そのことを知らずにやってきたテリーは、シルビア殺しの犯人として警察から追われることになってしまった。そんなテリーを救ったのはデニスだった。デニスは事件で傷ついたが、裁判を通してテリーの優しさから、愛を感じるようになっていたのだった。で、デニスは真犯人のヘンダーソンを追いつめるために行動を開始した。酒場でヘンダーソンにデニスが接近し、テリーが追うことにしたが、その途中でテリーは警察に発見されたことで、デニスとヘンダーソンを見失ってしまう。しかし、デニスはそんなことを知らず、計画通りに進めていき、ヘンダーソンを部屋に招き入れた。ヘンダーソンはデニスを殺そうとするが、ようやくテリーが部屋に入ってきて、デニスを救った。逃げるヘンダーソンだったが、テリーの眼前で命を落とすことになって...

物語のプロットはなかなか面白い。こういう展開のストーリーは結構TVの2時間ドラマなどでもお目にかかれるのだか、本作では「ポリス・アカデミー」シリーズでコミカルなところをたっぷりと見せたS・グッデンバーグということで、コミカルな要素も出しながら物語が進んでいき、それがテンポの良さとスパイスになっている。緊張感に満ちた張り詰めた展開のサスペンスも面白いが、コミカルな要素はサスペンスには似合わないことが多が、本作ではそれがスパイスになっていて、マイナスになっていないので、色々と楽しめるサスペンスになっている。ただ、結末に関してだけは、もう一工夫欲しかったところですが...

 

窓・ベッドルームの女 (ユニバーサル・セレクション第3弾) 【初回生産限定】 [DVD]

窓・ベッドルームの女 (ユニバーサル・セレクション第3弾) 【初回生産限定】 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。