ケータイ刑事銭形海17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第17話(2nd.4話)「明日のスターを目指せ! ~芸能プロダクション社長殺人事件」の裏ネタ編・増補の6回目となる今回は、この物語に登場した2人の女優の名前にある魚の名前である「鮎」について、「メバル」について、めばるの言い分として語られた言葉にあった「難癖」について、アユ子はこれを利用していたことから「ブローチ」について、これも計算していたことから「口論」について記します。尚、「ブローチ」は「命・13話[裏ネタ編]PART 3」で、「口論」は「雷・23話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/7/27付です。
「鮎」:「年魚」または「香魚」という表記もある。アユ科に属する硬骨魚であり、東アジアに生息している。特に日本には各地にいる。(台湾の鮎は絶滅したが、朝鮮半島や東シナ海沿岸、ベトナム北部などに生息している。)
成魚は30cm程度になるが、一部の種は成魚でも10cm程度というものもいる。稚魚の時は海にいて、春になると川を上り、急流に生息するようになる。珪藻を食べて休息に成長し、秋になると川を下り、砂礫の中に産卵する。(産卵をすると多くは死んでしまう。)
尚、「年魚」という表記は、鮎は普通は1年で死んでしまうため、当て字として使われたものである。但し、越年鮎もいることが分かっている。
俳句の世界では夏の季語であり、学名は「Plecoglossus Altivelis Altivelis」といい、英語などでは「Sweetfish」、中国語では「香魚」と言う。
「メバル」:漢字で記すと「眼張」または「目張」となる。カサゴ目フサカサゴ科に属する魚である。地方によっては「テンコ」「モバチメ」と呼んでいる所もある。また、「春告げ魚」とも呼ばれている。日本近海の北海道から九州にかけての沿岸、及び朝鮮半島南部の岩礁域に多く分布していて、食用魚として利用されている魚である。日本近海には28種類がいる。
体長は30cm程度、体色は褐色地が基本であるが、生息地によって多少の違いがある。(褐色意外では、灰赤色、黒灰色、灰褐色など)また、暗斑点を有している。目が大きく、その前方下に鋭い棘を有している。また、卵胎生であるという特徴があって、交尾後、一ヶ月程度で幼魚が生まれる。
俳句の世界では春の季語にもなっている。また、学名は「Sebastes Inermis」、英語などでは「Rockfish」と呼ばれている。中国語では「眼張」という。
「難癖」:「なんくせ」と読む。(「なんぐせ」と濁らない。)非難すべき点のこと、欠点のことである。慣用句として「難癖を付ける」という言い方をする。→僅かな欠点を見つけて非難すること、粗探しをすること、言い掛かりを付けること、という意味になる。
英語では「False Charge」、ドイツ語では「Falsche Gebühr」、フランス語では「Fausse Charge」、イタリア語では「Carica Falsa」、スペイン語では「Cargo Falso」、ポルトガル語では「Falso Custo」、中国語では「缺點」と言う。
「ブローチ」:装身具の一つであり、主に洋服の襟元や胸の位置にピンで留める装飾品である。「留めピン」と言う言い方もあった。また、古代の物は「フィブラ」と呼ばれることもある。
歴史は古く、古代の青銅器時代から存在していたことが確認されている。その中でも古代ギリシャやローマ時代には、衣服を留めるのに使用されていた「フィブラ」と呼ばれるピンとして発展する。フィブラは当時の人々にとっては実用的なものであって、現代で言うとズボンのベルトのような衣服の必需品である。当初は実用的なものであって、装飾品ではなかったが、次第に装飾の部分がより大きくなっていき、派手になっていったものとされている。そして、左雨食品という意味合いが強くなったことから、現在のブローチの元になったと考えられている。(フィブラの機能面が発展したものとしては、現在の「安全ピン」がある。)
装飾部分が派手になっていくということは、その物の機能面では既に完成したものになっていたということでもある。が、同時に時代が進んで行くに従って衣服も進化していくことになって、フィブラ自体は不要なものとなっていくが、装飾目的となったブローチだけは受け継がれていくことになる。
装飾品と言うことになると、王侯貴族の間では派手さを競うようになっていき、やがて、金、銀などを加工した豪華なものが登場したり、宝石を使ったものなども登場した。(豪華さが競われていくことになった。)やがて、一般人の間でも装飾品として広がっていき、19世紀にはもはや完全な装飾品として定着することになった。現代でも装飾品として定着していて、金銀宝石などを使った豪華なものだけでなく、プラスチック、木などを素材としたものまでがあって、様々な素材が使用されている。
英語では「Brooch」、ドイツ語では「Brosche」、フランス語とスペイン語では「Broche」(但し、発音は異なる。)、イタリア語では「Spilla」、ポルトガル語では「Perfure」、中国語では「胸針」、韓国語では「プロチ」と言う。
「口論」:言葉を使って論争することをいう。あくまでも口での争いであって、手を出すと「口論」ではなくなってしまう。「口喧嘩」「舌戦」「口舌(くぜつ)」などと言うこともある。(但し「舌戦」は主に弁論で争うこと、「口舌」は男女間での言い争いのことを言うのが一般的である。)
学問の世界では、議論が加熱して口論(舌戦)となるということは珍しいことではないのだが、口喧嘩では当たり前となっている相手のことを悪く言う(罵りあいになる)ことは議論の加熱とは言えない。→この場合は完全に「口論」という言い方の方が適切であって、「舌戦」の領域を脱したということになる。
英語では「Quarrel」、ドイツ語では「Streit」、フランス語では「Querelle」、イタリア語では「Disputa」、スペイン語では「Riña」、ポルトガル語では「Disputa」、中国語では「口角」という。
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