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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その245) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「変わった贈り物」です。で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・15話」「・1st.10話」「・2nd.10話」の3本を、「007」からは「黄金銃を持つ男」です。

ケータイ刑事」:「・15話」。「五代刑事、人生最悪のバースデー ~なぞなぞ爆弾事件」という物語。ちゃんと五代さんとが「相棒」としての絆を確立することになった物語である。

その日は五代さんの誕生日だった。警視庁に五代さんの殺人予告状が届き、ちゃんは警視庁へ。が、五代さんは「今日中に必ずお前を殺す」と書かれてあった殺人予告状を全く気にしていなかった。ちゃんは色々と心配するが、五代さんはそれは悪戯と決めつけていたのだった。また、捜査一課の他の人たちも五代さんと同じように考えていたため、深く考えていなかった。しかし、ちゃんは「今日一日、私は五代さんの護衛をします」と宣言した。(但し、五代さんはそれを迷惑がっていた。)

そんな所に、五代さん宛てに荷物が届いた。ルームランナーということで、五代さんはそれはちゃんからの誕生日プレゼントと解釈して、直ぐにルームランナーの上で走り出した。しかし、ちゃんは、自分が送ったのではない、と言い、荷物に同封されていた手紙に気づいて目を通した。

手紙には、そのルームランナーは爆弾が仕掛けられていて、走り出すと、速度が時速7キロ以下になると爆発する、というものだった。ちゃんが声を出して読む「爆発する」と言う言葉で、同僚たちはあっという間に退散してしまい、ちゃんとルームランナーの上で走っている五代さんの2人となり、柴田さんが爆弾の解体作業を始めた。しかし、爆弾を見ると、「半径50m以内は木っ端みじんに吹っ飛ぶねぇ」と告げると「避難」と言って逃げてしまい、完全にちゃんと五代さんの2人きりとなった。

爆弾の配線の色から五代さんは、それが誰の仕業かに気づき、ちゃんはメッセージ・カードの続きを読み、犯人からの要求(なぞなぞを出題するから答えの場所に相棒を行かせ、3問に正解してゴールに到着したら、爆弾解除のための切る線を教える、という内容。)を知る。そして、そこにある最初のなぞなぞの答えの場所にちゃんは向かった。

最終的に、ちゃんはなぞなぞをクリアするが、ゴールでは爆弾犯人の鴨志田の死体があっただけだった。が、そこから新たな手掛かりを掴み、五代さんを狙った真犯人を見抜き、逮捕する。が、真犯人は爆弾解除のための切る線の色を知らなかった。

五代さんはへばってして、いつ、時速7キロ以下になってもおかしくない状態だった。ちゃんは、白か黒か、1/2の確率ということから意を決し、五代さんに確認してから線を切り、無事に爆弾は停止した。(占いサイトの「本日のラッキーカラー」にあった白を選んだのでした。)

ケータイ刑事」:「・1st.10話」。「爆弾魔からの挑戦状 ~手錠は爆弾を結ぶ」。アイデアとしては「・10話」を変形させたものであるが、一筋縄に行かない「銭形泪」らしく、柴田太郎さんの過去の一部が明らかになったことから、シリーズの中でも人気の1本である。

「警視庁クイズ王決定戦」に出場するという五代さんに、泪ちゃんはパートナーなると言うが、それを断られる。で、必殺の嘘泣きでそれを認めさせた。そんなちゃんは部屋のテーブルに置いてあったリボンの付いた箱を発見し、それがホワイトデーのお返しとしての五代さんから自分へのプレゼントだと勝手に判断した。しかし、五代さんは、柴田太郎さん宛の荷物を代わりに受け取って預かっていたことを告げる。ちゃんは、箱が綺麗な包み紙にくるまれていたことから興味を持ち、女性からのプレゼントだと口にする。で、五代さんが箱を開けてしまった。

中から出てきたのはピンク色をした小箱に2つの手錠が繋がったもので、現在、女子高生の間で流行っている「開運手錠」というものだった。(手に入れるのに3ヶ月待ちという人気商品で、手錠を掛けたその人の運を知ることが出来るというものということである。)五代さんはすっかり興味を失ってしまったが、ちゃんが「試してみましょう」と言って、手錠の1つを開き、自分の左腕にはめ、もう一方をの手錠を五代さんの右腕にはめてしまった。そしてスタートボタンを押した。

が、占いがでるのではなく、2時間のカウントダウンが始まった。そんな所に柴田さんがやってきて、荷物を受け取ろうとして尋ねる。が、既に開封されたことを知る。特に怒ることもなく、箱に同封されていたメッセージカードに気づき、差出人が「名無権兵衛」と知る。また、ちゃんは箱の蓋に付いていたメッセージカードに気づき、それに目を通し、これが爆弾ということを知った。

結局、クイズが出題されて、2時間以内にその場所に辿り着けば爆弾を解除するということで、ちゃんたちはクイズに挑んでいく。また、柴田さんがかつてクイズ王であったことを知ることになる。で、3問を解いて辿り着いた場所には、爆弾を作った男の死体があり、そこにあった手掛かりから真犯人を突き止める。しかし、真犯人は爆弾の解除方法を知らず、最後はちゃんが意を決して3本のリード線の内「白」のリード線を切って爆弾は止まった。(本日がホワイトテーだったこと、爆弾を作った男は白い服を着ていたことなどから「白」を選んだ。)

ケータイ刑事」:「・2nd.10話」。「BS初のサイレント! ~パントマイム爆弾事件」。サイレント映画を意識した物語であって、この物語には台詞は無く、全てサイレント映画風に字幕が出るという演出が行われた物語である。また、展開は「・15話」を元にしたものであって、その変形である。

鑑識・柴田束志さんの誕生日と言うことで、ケーキを用意して祝っていたちゃんと五代さん。(ロウソクは28本だったが、もっと年上に見えるのですが...)で、喜んでいた柴田さん。

そんな所に、荷物が届けられ、柴田さんへの贈り物ということだった。それはエアロバイクであって、送り主は「柴田束志を愛する会」であった。柴田さんは早速それにまたがって漕ぎ始めた。ちゃんは贈り物に添えられていたメッセージカードに気づき、それに目を通し、表情が変わり、五代さんを呼び、それが爆弾と言うことを告げた。時速20キロ以下になると爆発するということで、柴田さんにそのことを伝えた。

更に、メッセージカードの続きには、「お友達がボクと勝負をして、勝ったら止め方を教えてあげるよ」ということで、多聞館に来るように記されてあった。で、ちゃんと五代さんは多聞館に向かい、柴田さんは泣きそうな表情となって頑張ってエアロバイクをこぎ続ける。

多聞館では、ちゃんたちとの勝負で、パントマイム、二人羽織、リンボーダンスの勝負が行われ、全てちゃんたちが勝ち、3枚のメモを手に入れた。そして、そこから「下北沢バベルの塔」ということに気づき、現地へ。

そこにも爆弾が仕掛けられていて、ちゃんは閉じ込められてしまう。一方、エアロバイクをこぎ続けていた柴田さんはバテバテになって、遂に時速20キロを割ってしまったが、爆弾は爆発せず、それは単なる虚仮威しだった。犯人は柴田さんを山車にしてちゃんを狙ったものであった。柴田さんも捜査に加わり、犯人がシャープ兄弟と突き止めるが、逃げられてしまう。

結局、下北沢バベルの塔で五代さんたちに色んなことをさせるシャープ兄弟だったが、爆発寸前にギブアップしてしまい、残り1秒で爆弾解除に成功する。再び逃げたシャープ兄弟も、ちゃんが逮捕して、事件は解決した。

007」:「黄金銃を持つ男」。1974年のシリーズ第9作であって、3代目ボンドの第2作である。東洋が舞台になる作品は多くないが、本作は「007は二度死ぬ」に続いて、東洋を舞台としたシリーズでは2作目ということになる。但し、「007は二度死ぬ」の時よりはましになったものの、東洋に対する西洋のイメージというものがあって、とんでもない設定が登場している所もありますが...

MI-6に送られてきたのは黄金の銃弾であって、そこに「007」という名前が刻まれていた。黄金の銃弾を使用するのは、殺し屋のスカラマンガであって、MI-6は、スカラマンガがボンドを狙っていると考えた。一方、ボンドは、別の任務を担当していたが、その任務を離れ、スカラマンガが自分の元に来るよりも先に、自ら出向いていくことを決意した。

で、どこに居るのか分からないスカラマンガに対して、ボンドは、黄金の銃弾を手掛かりにして情報を掴み、更に、銃弾はマカオで作られたことを掴み、マカオに入った。更に、スカラマンガに届けることになっていた銃弾を渡す段階で、ボンドはそれを取りに来たアンドレア・アンダースをマークして、スカラマンガの居場所を知ることになる。

しかし、ボンドは、スカラマンガはボンドを狙っていないことに気づき、また、スカラマンガの愛人のアンドレアが、スカラマンガから解放されて自由になりたいということで、ボンドに助けを求めるというメッセージと共に黄金の銃弾を送ったことを告白し、スカラマンガの暗殺をボンドに頼んだ。

ボンドは、スカラマンガの狙いが太陽エネルギー変換装置の核となるソレックス・アジテーターということを掴み、それと引き替えと言うことでアンドレアの依頼に応じることにした。

しかし、スカラマンガはアンドレアの裏切りに気づき、アンドレアを殺してしまった。そして、アンドレアと接触しようとしたボンドの前に姿を現した。

共通点は、プレゼントとしてはとんでもないものが贈られているということ(「ケータイ刑事」では「爆弾付き」であるので、「とんでもないもの」ということになる。)、そして、それによって主人公(銭形/ボンド)はあちこちを駆け回ることになり、事件に取り組んでいくことになったという所である。また、その贈り物を届けた背後には、送り主には全く別の意図があったということも共通している。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では(3件ともが)主役の銭形、またはその仲間がターゲットとして狙われたが、「007」では主役のボンドはターゲットではなかったということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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