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ケータイ刑事銭形舞10話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形舞・裏ネタ編」の再増補は第10話「まぎらわしい! ~警察隠語殺人事件」に突入です。(以前にPART 4まで記しているので、PART 5からということになります。)で、今回はサブタイトルにある言葉から「まぎらわしい」について、「警察」について、「隠語」について記します。尚、「隠語」は「・10話[裏ネタ編]」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記した改訂版)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/6/24、2009/10/5,9,10付です。)

まぎらわしい」:漢字では「紛らわしい」と記す。他とよく似ていて見分けがつかないこと、間違えやすいこと、まぎれやすいことを言う。また、誤解を招きやすいこと、惑わせること、という意味もある。

ただ、古語では「まばゆい」「まぶしい」と言う意味や、「物事が次々と怒ってめまぐるしいさま」「心が取り乱れるさま」という意味もある。(前者は万葉集に、後者は源氏物語に見られる。)

英語では「Confusing」、ドイツ語では「Verwirre」、フランス語では「Confonds」、イタリア語では「Confondendo」、スペイン語では「Confundiendo」、ポルトガル語では「Confundindo」、中国語では「容易混淆」と言う。

警察」:社会の安全と治安を維持するための行政機関であって、国家権力を有する国の機関である。(地方警察は地方機関であって、その職員も地方公務員である。また、外国では大都市では市が管轄している市警察が存在している所もあって、市(=地方)の機関である。しかし、警察の業務は、その地方の安全と治安を維持することであり、見方を変えると国の治安を守っていることにもなる。また、バックには何らかの形で国(国家権力)が付いていることになる。よって、区分上は地方機関であっても、実質的には国の機関である、と言うことが出来るので「国家機関」と言っても差し障りない。)

特に、国の秩序を維持するには、何らかの障害となることが起こる。(犯罪は治安を乱し、秩序を乱す障害ということになる。)で、国の統治権(=権力)に基づいて、その障害を取り除くための行動を強制的に行い、治安を維持することになる。具体的には逮捕して、身柄を拘束するということになる。

但し、日本の法律(警察法)では、国民の生命、身体、財産の保護、犯罪の予防、鎮圧、捜査、被疑者の逮捕、公安の維持を任務とする、と規定されている。(概念的よりもより具体的に記されていると言うことですね。)

尚、日常的に「警察」と言う場合は、「警察署」の省略した言い方として使用されることが多い。(「派出所」(「交番」)という意味の場合を含む。)
ちなみに、「警察」という日本語は、フランス語の「POLICE」(英語と同じ綴りである。)の訳語であって、「警戒査察」と訳した言葉を省略して生まれた言葉とされている。(1872年(=明治5年)から「警察」という言葉が使用されている。)

英語、フランス語では「Police」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Polizei」、イタリア語では「Polizia」、スペイン語では「Policía」、ポルトガル語では「Polícia」、中国語では「警察」と言う。

隠語」:特定の仲間の間だけで通用する特別の言葉、単語のことである。但し、特定の集団の間で通じるということから「専門用語」に似ているが、「専門用語」とはその分野で公式に使用される言葉を指すが、「隠語」は公式な言葉ではないため、「専門用語」とは別物である。

尚、よくある間違いとして「陰語」と書く人がいるが、これは誤字である。(→「韻語」という表記の言葉は存在するが、これは韻を踏んだ文章(詩)という意味であって、「隠語」とは全く別物の言葉である。)

隠語が生まれたのは、その集団においての言葉遊びという一面があるのだが、それ以上に、特定の世界に於いては、部外者に内容が分からないようにするという秘密保持を目的として、一般的に使われている言葉を変えて生まれたものである。こうして生まれた言葉の一つには「方言」があるが、「隠語」の場合は単語(特に名詞)を変えることで暗号的なものとしたものであって、動詞やイントネーションまで変化させる方言よりも変更の範囲ははるかに小さいものである。

この物語でも語られていたが、「警察隠語」も、部外者に理解されないようにするという暗号として生まれたものであって、主に名詞を中心として置き換えられている。(このように、専門家集団が部外者には分からないようにする目的で生まれた隠語というのは、大抵の分野に存在しているものである。)

尚、類義語として「スラング」というものがあるが、これも特定の階層、社会、集団の間だけで通用する言葉であるが、これは暗号的にしたものではなく、俗語、卑語というものである。(「隠語」の一つであるが、「俗語」というニュアンスの方が強くなる。)

隠語の多くは、元になる単語の音節をひっくり返したもの、短縮したもの、またはその両方をしたものが多い。それ以外には、比喩的表現から転じたものというものがある。

ただ、警察隠語に関しては、多くの刑事ドラマなどに出てくることから、元々は警察隠語であるが、現在は一般的な言葉として認識されているものも結構ある。尚、今回の物語に出てこなかった警察隠語としては「マル○(漢字1文字が多い)」というものがあり、「マル暴」などがその例である。(しかし、「マル暴」はもはや一般的な単語になっているという気がします...)

英語では「Secret Language」と言うが、「Cant」または「Slang」という言い方もある。また、ドイツ語では「Geheime Sprache」または「Umgangssprache」、フランス語では「Langue secrèteまたは」「Argot」、イタリア語では「Lingua segreta」または「Gergo」、スペイン語では「Idioma confidencial」または「Jerga」、ポルトガル語では「Idioma secreto」または「Gíria」、中国語では「隱語」と言う。

 

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