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「日本侠客伝」(その8) [映画(邦画)]

今回は、1968年の唯一の作品で、同年2月に劇場公開されたシリーズ第8作について記します。

シリーズ第8作日本侠客伝 絶縁状」(1968年)
作品データを記しておくと、1968年の東映作品で、時間は94分、監督はマキノ雅弘、脚本は棚田吾郎、撮影は わし尾元也、美術は井川徳道、音楽は木下忠司である。そして出演は、高倉健、待田京介、松尾嘉代、渡辺文雄、菅原謙二、藤山寛美、曽根晴美、遠藤辰雄、桑原幸子、宇佐美淳也、小島慶四郎、国一太郎、五十嵐義弘、遠山金四郎、川浪公次郎、加藤匡志、岡田千代、中村錦司、伊井友三郎、東龍子、林彰太郎、有川正治、原健策、加藤浩、白川浩三郎、香月淳二、藤本秀男、畑野ヒロシ、唐沢民賢、木谷邦臣、小山田良樹、宮城幸生、那須伸太朗、丘路千、上杉高也、西田良、たちである。

東京に大きな努力をもつ天盟会。その会長・橋爪は警視庁の暴力団取締り頂上作戦で逮捕され、獄中に送られた。天盟会傘下の浜田組、平井組、伊坂組は、会長が戻ってくるのをおとなしく待つことにした。それから3年が流れた現在、天盟会傘下の上野組だけが会長不在の間でも勢力を伸ばし、悪どい方法で縄張りを広げていて、上野は天盟会会長の座を狙っていた。一方、浜田は次期会長と目されて、他組の親分の間でも人望が高かったため、上野は特に浜田組の縄張り内で暴れていた。そして、浜田組の資金源となっている賭場を上野が警察に密告し、浜田組は窮地に追い込まれる。浜田は新年会で天盟会の乱れを諌めたが、上野は浜田をせせら笑うだけだった。浜田は刑務所に橋爪を訪ね、乱れた会の現状を伝え、会の解散を願い出る。が、橋爪は認めなかった。そんな浜田は、橋爪の健康状態が悪いこともあって、会を解散すれば橋爪を釈放すると警察から内示を受ける。すると浜田は、浜田組の単独解散を行い、組員を全て足を洗わせて、自分も堅気になって完全に足を洗った。しかし、それから上野は元浜田組の組員たちを襲っていく。そんな中、橋爪は釈放されて戻ってくる。上野の悪どさを知り、平井に浜田を呼びに向かわせるが、平井は上野に襲われる。瀕死の重傷を受けた平井は、浜田に全てを話すと息を引き取った。義兄の死で浜田の怒りは爆発!白鞘の長脇差を手にして上野組に殴り込んだ。そして上野組を壊滅させた。

任侠映画としては特に可もなく不可もなしという普通の作品として進んでいくものの、クライマックスの殴りこみの所はやっぱり見せてくれますね。ストーリーとしてはお約束とはいうものの、主人公のラストの活躍が心地良さを与えてくれるので、このジャンルの作品の良さを改めて教えてくれる作品である。

 

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