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ケータイ刑事銭形舞11話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形舞」の第11話「コンビ解消の危機! ~小学生検事誘拐事件」の「裏ネタ編」の再増補の3回目となる今回は、多摩川ドイルがこれを持っていたことから「発信器」について、五代さんが落としたことでこれが飛び出して壊れてしまったことから「マイクロチップ」について、それで五代さんはこう言われた「降格」について、ちゃんへのメッセージとしてこれを使ったことから「蝶ネクタイ」について、「暗号」について記します。尚、「マイクロチップ」は「・3話[裏ネタ編]PART 2」で「ICチップ」として記したものを、「暗号」は「・29話(2nd.16話)[裏ネタ編]PART 8」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記した改訂版)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/6/26、2009/10/12,14,17付です。)

発信器」:電波や電気信号を発生する装置のこと、または単純なものとしては連続はの交流信号を発生させる電気回路のことを言う。(水晶発振器は、発信器の一つであって、現在ではポピュラーなものですね。ただ、近年ではより安価なセラミック発振子を用いた発信器の利用も進んでいますが...)

スパイ映画などでは、敵、または自分の位置を知らせるために用いられるものとしてお馴染みのものとなっていて、電波を送出するものというイメージが定着している。しかし、現在の社会では、デジタル器機が広く普及していて、その動作のための発振回路(発振子を用いたもの)は必要不可欠となっていて、発振回路というべき「発信器」は身の回りに多数存在している。(デジタル回路を有していれば、必ず有している。)→現在の電気工学では、発信器は基礎中の基礎となっている回路の一つである。(ただ、現在では発振子と数点の外付け部品で簡単に構成できるようになっている。)

英語では「Transmitter」、ドイツ語では「Sender」、フランス語では「Transmetteur」、イタリア語では「Trasmittente」、スペイン語では「Transmisor」、ポルトガル語では「Transmissor」、中国語では「發送器」と言う。

マイクロチップ」:集積回路(IC)の一つで、「超小型集積回路」のことを特に言う。半導体であって、特定の複雑な機能を果たすために、電気回路を構成する多数の素子を一つにまとめた電子部品である。但し、集積回路と言っても様々なものがあって、集積度の低いものから、マイクロプロセッサーと呼ばれる高度に集積されたもの、更にはマイクロプロセッサーとその周辺に必要となるメモリーまでも一体にしたものなどまである。特に「マイクロチップ」と呼ぶ場合は、論理回路ICなどの低レベル集積回路は除外して、特定の機能動作を行うものとして集積されている半導体(最低でも「LSI」と呼ばれるもののことを指す。(例えば、「1チップマイコン」と呼ばれるもの、1チップでラジオの受信が可能なICなどのように、それだけで1つのものとして独立するまでの電気回路を含んでいるものなどがある。)

ちなみに、「LSI(Large Scale Integration)」と呼ばれる「大規模集積回路」は1チップの上に1000~10万の素子を集積したものである。それよりも少ない素子数のものは「SSI」「MSI」などがあり、多い素子数のものは「VLSI」「ULSI」と呼ばれるものがある。→2個のトランジスタが1チップとなったトランジスタ・アレイは立派な集積回路(IC)であり、SSIと言うことになる。

この物語では、発信器と言うことであったが、これは電波の送信を行うものとして1つの機能として纏まっているものてあるので、「マイクロチップ」と言っても良いでしょうね。が、発信器と言っても様々なものがあり、単純な発信器であればとても簡単な電気回路(電子回路)で構成できるので、その場合「マイクロチップ」と言うのには語弊がありますね。ただ、ドイルくんが持っている発信器は、彼の話しぶりから考えると、ある程度の出力を持ち、ある程度の高度なレベルの機能を有していそうなので、それだけの電子回路を有するとなると、マイクロプロセッサーを有しているものと思われるので、「マイクロチップ」と言っても差し障りないと思われる。しかし、それほどの高さでもないような所で落としたぐらいで壊れてしまうとなると、とても使い物にはなりませんね。→ドイルくん専用のカスタム品ということで、試作レベルなんでしょうね。近年ではカスタムLSIで、少量生産でもそういうことが可能なチップは色々とありますし...

英語をはじめ殆どの言語で「Microchip」と言うが、フランス語では「Micro-processeur」、中国語では「微芯片」と言う。

降格」:資格や地位、役職を下げること、またはそれらが下がることを言う。(反対語は「昇格」である。)

何らかの問題を起こした場合の処分の一つとして、役職や階級を降格されるということはよくあることである。また、プロスポーツでは、サッカーがその年の成績に応じて、下部リーグのチームとの入れ替えを行っていて、この時に下部リーグに移ることを「降格」(下部リーグから上位リーグに入ることを「昇格」)と呼んでいる。また、大相撲の番付でも、地位が下がることは「降格」ということになる。(但し、大相撲では「降格」とは呼ばず、「陥落」と呼んでいる。)

英語では「Demotion」、ドイツ語では「Degradierung」、フランス語では「Rétrogration」、イタリア語では「Degradazione」、スペイン語では「Degradación」、ポルトガル語では「Degradação」、中国語では「降格」と言う。

蝶ネクタイ」:ネクタイ生地を蝶結びにしているネクタイのことである。「ネクタイ」は、洋服を着た場合、首、または襟の回りに巻いて、前部で結ぶ帯状の装飾用の布のことである。これは装飾用のものであるため、ファッション的なものとして、デザインや色などの方が重要な要素となる。(当然、流行というものもある。)「蝶ネクタイ」はその中の1つであって、形を重視したネクタイの形の一つである。日本語では「ボウ」と言うこともある。

これは装飾用途であるが、特に、タキシードを着たときに用いる黒色のもの(「ブラックタイ」と呼ばれることがある。)と、燕尾服を着たときに用いる白色のもの(「ホワイトタイ」と呼ばれることがある。)とが広く知られている。(当然、それ以外の色のものもある。)

英語では「Bow Tie」、ドイツ語では「Beuge Band」、フランス語では「Noeud Papillon」、イタリア語では「Cravatta di Arco」、スペイン語では「Lazo de la Inclinación」、ポルトガル語では「Gravata-Borboleta」、中国語では「蝴蝶領結」と言う。

暗号」:内容を第三者に分からないようにするために、当事者の間だけで了解できるように取り決められた特殊な記号や言葉のこと、または、その規則に則って作られた暗号文のことを言う。よって、誰にでも解読できるもの、例えば一般の言語は「暗号」とは言わない。これは、その言語話者以外には例え分からなくても、その言語を母国語とする人には分かるので、「暗号」の条件を満たしていないことになる。

暗号は、その規則を知っている者だけが内容を理解できるものであるため、秘匿性が必要な場合に、古くから使われていたものである。古代でも、秘匿性のレベルは低いものの、暗号が使われていた記録がある。歴史上では紀元前5世紀の古代ギリシア(スパルタ)でスキュタレーという棒が使われていた。(容易に解けてしまうものであるが、それを知らない者にとっては内容は分からず、一応、暗号としての役割は果たしていた。またこれは戦争で暗号が使われていた記録でもある。)

その後、時代と共に様々なものが考案されて、15世紀には2枚の回転式円盤を組み合わせて暗号を作り出すというものが登場した。(これは19世紀のアメリカ南北戦争でも使用されたという記録が残っている。)その後、カード式、乱数表を使った表式などが登場し、一応、人間が作、解読するものであった。が、20世紀になると、ドイツの「エニグマ」、日本の「パープル」、アメリカの「SIGABA」、スイスの「NEMA」、イギリスの「TypeX」などの機械式暗号装置が登場するようになった。これは、技術の進歩によって、これまでに生まれた様々な暗号では秘匿性が低くなったためで、より複雑なものを簡単に作、解読するために生まれたものである。これらは第二次大戦の時に、各国で活躍することになる。(当然、解読機が漏れていて、暗号としての秘匿性が亡くなっていたものもある。)戦後、更に暗号は複雑になり、コンピューターの登場で、更に複雑怪奇なものが登場している。

ある意味では、戦争というものが、暗号を発展させてきた、といってもよい。敵に作戦を知られないようにするには秘匿性の高いものが必要であるが、当然のことながらスパイが暗躍し、暗号の解読を専門に行う部門が出来、更に複雑な暗号の開発を、というイタチごっこであった。

また、現在ではデジタル符号に置き換えて情報伝達が行われているが、これもある意味では「暗号」である。見ただけでは「0」と「1」だけの羅列であるが、フレームや同期信号、制御コードなどが決められていて、これらによって「0」と「1」の数字が意味のある配列になり、更にそれぞれに対応した意味が出てくるためである。

現在、暗号は当たり前のように使われている。インターネットで使われる「SSL」も「暗号」の一つであって、現代では身近なところにある暗号と位って良い。

英語、ドイツ語、フランス語では「Code」(但し、発音は異なる。)、イタリア語では「Codice」、スペイン語では「Código」、ポルトガル語では「Código」、中国語では「密碼」と言う。

 

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