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ケータイ刑事銭形海20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形海」の第20話(2nd.7話)「暗闇の殺人者! ~銭形海VS完全犯罪の男」の裏ネタ編・増補の6回目となる今回は、五代さんがこれの収穫がなかったことから口にした言葉から「聞き込み」について、「強硬手段」について、「状況証拠」について、「任意」について、これが無いと言っていた「物的証拠」について、ちゃんが五代さんに注意した「名誉毀損」について記します。尚、「名誉毀損」は「・14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 9」で記した物をベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/8/17付です。

聞き込み」:事件の捜査のために、刑事などが犯罪事実や捜査の手掛かりとなることを聞いて廻ることである。

特に、目撃者を探し出し、事件発生時の状況を尋ねることは重要なことになる。実際の事件では、捜査を進める上ではとても重要なことになるが、刑事ドラマなどでは、どうしても地味な物になってしまうため、描かれることは意外と少ないのも事実である。

英語では「Inquiry」、ドイツ語では「Anfrage」、フランス語では「Enquête」、イタリア語では「Indagine」、スペイン語では「Pregunta」、ポルトガル語では「Investigação」、中国語では「聽到」と言う。

強硬手段」:強い態度で自分の考えを曲げないで押し進める方法、やり方のことを言う。是って意的な証拠があればともかく、そうでなければこのやり方は何かと問題を生むことになるものでもあるため、行う場合は慎重にする必要がある。そして、失敗した場合は賠償責任を問われることになることが多い。

また、これはある程度は力づくでという部分もあるため、強引な手法の一つとして、問題となる手段の一つとしても知られている。但し、時と場合によってはこの方法が有効な場合もあるので、一概に悪い手段とも言い切れないのも事実である。しかし、成功すれば良いが、失敗した場合のダメージが大きいのも特徴である。

英語では「Strong Measure」、ドイツ語では「Starke Maßnahme」、フランス語では「Forte Mesure」、イタリア語では「Misura Forte」、スペイン語では「Medida Fuerte」、ポルトガル語では「Medida Forte」、中国語では「強硬手段」と言う。

状況証拠」:「証明の根拠」を縮めた言葉である証拠の中の一つであって、事実認定を行う際、確かな事実の証言、物的なものではなく、その場の状況から推定した証拠のことをいう。これはあくまでも、間接的な証拠としかならないため、状況証拠だけでは公判を維持することは難しいこともあって、状況証拠しか得られなかった場合は、不起訴処分となる場合も多い。(但し、証拠不十分ということであって、被疑者が無罪とは断定できない。しかし、不起訴になると、その容疑に関しては無罪ということが法的に成立することになる。)

どう考えても、その人の犯行としか考えられないが、それを示す物的な証拠が何も無い場合に採用されることがあるが、その証拠が信用できるかが裁判では争点になる。(証拠が採用されなければ、無罪になる可能性が高い。また、冤罪となる可能性もある。)

英語では「Circumstantial Evidence」、ドイツ語では「Ausführlicher Beweis」、フランス語では「Évidence Circonstancielle」、イタリア語では「Evidenza Circostanziale」、スペイン語では「Evidencia Circunstancial」、ポルトガル語では「Evidência Circunstancial」、中国語では「状況證據」と言う。

任意」:心のままにすること、その人の自由意思に任せること、論理的に無作為に選ばせることを言う。特に、数学では「任意」ということは確率論などでは重要となる。

また、本位忍医師に任せて行う行動のことを「任意○○」という。(例えば、選挙は任意投票であるため、投票に行く/行かないはその人の自由である。)

この物語では「任意出頭」のことを言っていて、これは刑事訴訟法に定められているものでもある。警察官、検察官は、犯罪捜査を行う際、必要があれば被疑者に出頭を求め、取り調べを行うことが出来るが、そのようにして出頭させたことを「任意出頭」と言う。但し、これは「任意」であるため、あくまでも出頭する人の意思で、出頭することを拒否すること、及び、出頭しても、いつでも退去することができる。(但し、容疑が固まって逮捕されたり拘留された場合は除く。)→一般的には「任意出頭」と言うが、警察用語として短縮して「任意」と呼ばれている。

英語では「Option」、ドイツ語では「Möglichkeit」、フランス語では「Option」、イタリア語では「Scelta」、スペイン語では「Opción」、ポルトガル語では「Opção」、中国語では「任意」と言う。

物的証拠」:「証明の根拠」を縮めた言葉である証拠の中の一つであって、事実認定を行う際、人以外の有体物の証拠のことである。これは物であれば全てを含み、具体的な物体、書類など、写真や声なども含まれる。また、本人と特定するのに使用される指紋、頭髪、DNAなどもこれに含まれることになる。

また、直接的に事実を証明するものになるため、「直接証拠」と呼ばれることもある。(但し、目撃証言も「直接証拠」になるため、「直接証拠=物的証拠」ではない。)

英語では「Real Evidence」、ドイツ語では「Wirklicher Beweis」、フランス語では「Vraie Évidence」、イタリア語では「Vera Evidenza」、スペイン語では「Evidencia Real」、ポルトガル語では「Real Evidência」、中国語では「物質上的證據」と言う。

名誉毀損」:他人の名誉を傷つける行為のことをいう。これは刑事罰の対象となっていて、刑罰は3年以下の懲役/禁固、または50万円以下の罰金が定められている。また、被害者は損害賠償を請求することが出来、損害の回復は金銭による賠償で行われるのが一般的である。→週刊誌の記事によって名誉を傷つけられたとして訴えた裁判が時々ニュースになっていますね。尚、新聞や雑誌であれば、名誉回復の手段として「謝罪広告」ということが行われることが多い。(判決でこれが指示されることも多い。)

不特定多数の人が知り得る状態で、人の価値、または地位に対する社会的評価を傷つける行為のことであるが、現実に名誉が害されたかどうかは問題ではなく、社会的評価を害するに足りる事実の表示があれば適用されることになる。また、これは親告罪であるため、被害者が申告して初めて罪の対象になるものであり、被害者からの申告がなければ罪にならない。(但し、親族などの一部の人であれば、代理で申告することも認められる。)

尚、死者に対しての名誉毀損罪もあるが、この場合は適示された内容が虚偽でなければ罰せられないことになっている。(だからといって、死者の名誉を傷つけることをしても良い、ということではない。)

尚、ホームページやインターネットの掲示板は、不特定多数の人が閲覧することが可能であるため、公然の場である。そこに特定の人の名誉を傷つけるような書き込みがあると、名誉毀損罪で訴えられる場合もあり得ることである。

英語では「Libel」、ドイツ語では「Verleumdung」、フランス語では「Diffamation」、イタリア語では「Diffamazione」、スペイン語では「Libelo」、ポルトガル語では「Calúnia」、中国語では「損壞名譽」と言う。

 

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