石川秀美『GOLDEN☆BEST 』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2004年にリリースされた「ゴールデン☆ベスト」シリーズのベスト盤である。人気者が多い1982年デビュー組の一人であり、健康的なイメージで人気を集めた彼女。後に、アイドル同士の恋愛・結婚の先駆けのような存在となって、自然引退したこともあって、活躍した時期は'80'sあったが、だからこそ'80'sのアイドルとして語られている存在である。(時々、姿を見せているが、本格的に「復帰」ということをしないため、'80'sのイメージが保たれているということもありますが...)本ベスト盤は、そんな彼女のヒット曲を集めたベスト盤である。
収録曲は以下の全20曲である。『妖精時代』『ゆ・れ・て湘南』『哀しみのブリザード』『涙のペーパームーン』『Hey!ミスター・ポリスマン』『恋はサマー・フィーリング』『バイ・バイ・サマー』『スターダスト・トレイン』『めざめ』『夏のフォトグラフ』『熱風』『ミステリーウーマン』『もっと接近しましょ』『あなたとハプニング』『Sea Loves You~キッスで殺して』『愛の呪文』『サイレンの少年 ~遠くで抱きしめて~』『素敵な勇気』『Everynight』『LUCY』。
デビュー曲から1985年の間に発表した17枚目までのシングルと、それ以降の13枚のシングルの中から3曲を選んだ全20曲は全てシングル曲である。(収録曲は発表順になっている。)シングル曲をこれだけ集めたというのは良いのだが、「ゴールデン☆ベスト」シリーズに名前を連ねているベスト盤と言うことでは、このことが逆に不満となっているのも事実である。というのは、普通のベスト盤であれば、30曲シングルの中から20曲を集めたとなると、十分価値があるのだが、本アルバムは定評のある「ゴールデン☆ベスト」の名前があるだけに、全シングルではないことが中途半端さを出していて、それが不満ということになっている。
30曲を1枚に収録というのは時間的に不可能であるが、それだったら2枚組にすれば良い。しかも、そうなると、時間的にもシングル曲以外も収録可能になるだけに、より貴重な楽曲を収録可能と言うことになる。
ということで、本ベスト盤は、低価格で内容があることで知られている「ゴールデン☆ベスト」シリーがの中では(数少ない)ハズレということになる。(まあ、物事は全てが「あたり」ということには成らない、ということですね。)まあ、「1985年までの曲」というように割り切れば、年代順に収録されている「シングル・コレクション」ということで、それなりの価値はありますが...→「ゴールデン☆ベスト」シリーズに加えずに、普通の「ベスト・アルバム」ということにしておけば良かったということです。
- アーティスト: 竜真知子,鈴木博文,松宮恭子,SHOW,安井かずみ,売野雅勇,三浦徳子,松本隆,山田ひろし,麻木かおる
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2004/12/22
- メディア: CD
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