SSブログ

「DEEPSTAR SIX」 [映画(洋画)]

表題の作品は1988年のアメリカ映画「ザ・デプス」である。日本での劇場公開は1989年5月であった。深海を舞台にしたSFホラー作品である。当時、海洋映画がちょっとしたブームになっていたが、本作はそういうブームに乗って、いくつか制作された海面下を舞台にした作品の一つである。ただ、所々にチープな所があって、それが本作の独特の世界観を出している。

作品データを記しておくと、時間は100分、原案はルイス・アバナシー、監督はショーン・S・カニンガム、脚本はルイス・アバナシーとジョフ・ミラーの2人、撮影はマック・アールバーグ、音楽はハリー・マンフレディーニである。そして出演は、グレッグ・エヴィガン、ナンシー・エヴァーハード、ミゲル・フェラー、ニア・ピープルズ、マット・マッコイ、シンディ・ピケット、マリウス・ウェイヤーズ、エリヤ・バスキン、トム・ブレイ、ロン・キャロル、たちである。

アメリカ海軍は、海面下1万メートルの深海に、秘密基地・ディープスター・シックスを建設した。深海は資源が豊富と言うことと、そして戦略的に秘密にするという意図があり、シャドー・ゾーンと呼ばれる未知の領域の研究を進める最前線基地であった。そして、海軍はミサイル基地を併設することを条件に、全面協力していた。しかし、予想されたこと以上の苦難が基地のクルーたちを襲い、作業の方は困難を極め、クルーたちだけでなく、海軍も不信感を抱くようになっていた。そんな中、ミサイル基地予定地の開発のために仕掛けられた爆雷によって、深海洞窟が発見された。ジョイス・コリンズ博士たちは直ちにその調査を開始した。が、一行は直後に何者かに襲われ、艦長のレイドローは犠牲となってしまう。ジョイス博士は恋人・ケヴィンに救出されたものの、以後、ディープスター・シックスは正体不明の生物に襲われるようになった。そして1人また1人とスタッフは殺されていき、遂にジョイスとケヴィンの2人だけになってしまった。で、2人は命からがら、基地を捨てて脱出することを決めた。が、謎の生物に襲われる。何とか油をまいて生物を焼き殺そうとして...

物語の背景、設定などはなかなか考えられていて、深海版の「エイリアン」と言ったような作品を目指しているのは分かるが、ストーリー展開の方が今一つであって、B級作品の様なストーリーで物語が進んで行くことになっているのが惜しいところである。ただ、結局は人間のおごりがあって、怪物が暴れまくるというよりも、勝手に自滅したと言うような感じになっているのが、本作としては精一杯のメッセージだったという所ですね。大作にはなり損ねた作品であるが、A級作品に近いB級作品と捉えたら、まずまずと言ったところの作品である。

 

↓(輸入版の)ビデオです。

DeepStar Six [DVD] [Import]

DeepStar Six [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: Momentum
  • メディア: DVD

DeepStar Six [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。