ケータイ刑事銭形愛15話[裏ネタ編]PART 10 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の15話「五代刑事、人生最悪のバースデー ~なぞなぞ爆弾事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。で、愛ちゃんが銭湯でからかっちゃいかん、と言われた「年寄り」について、はとバスのここでも同じようだったということから「営業所」について、犯人の五代さんに対する恨みに関する事柄から「押収品」について、「横流し」について、「懲戒免職」について記します。尚、「押収品」は「愛・15話[裏ネタ編]PART 5」で、「横流し」は「零・25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/4/27、29、30、5/2、3付です。
「年寄り」:年を取った人のことである。「高齢者」「老人」と言うこともある。尚、「高齢者」と言う場合は満65歳以上と定義されているため、年令ではっきりと区分されるが、「年寄り」や「老人」と言った場合はそういう定義がされていないため、相対的なものということになる。(ちなみに「年配者」と言うと、相当の年令の人ということになり、一般的には50歳以上の人を指す。)
例えば、プロスポーツ選手であれば、現役選手としては30代半ばぐらいまでが多いため、40歳の現役選手であれば「年寄り」と呼ばれるが、シニアゴルフのように50歳以上にならないと参加できなければ、40歳では「若造」であって「年寄り」とは呼ばれない。また、老人ホームの入居者でも、60代後半であれば若いことから「年寄り」とは呼ばれない。
尚、「年寄」と表記した場合(送り仮名の「り」が無い場合)は意味が変わり、室町幕府、江戸幕府の役職の併称(室町幕府では評定衆や引付衆の、江戸幕府では老中や家老の併称)となり、幕政の重臣となる。(やはり、年令には関係ないものになる。)また、江戸幕府の大奥に於いては、奥女中の重職の役職名となり、江戸時代の町村に於いては、住民の長の役職名となる。更に、日本相撲協会では、現役を引退した力士が襲名する協会の評議員(所謂「親方」)のことである。→これらでは、20代や30代でも「年寄」となることがあって、「年を取った人」と言う意味は無い。
一応、「高齢者」という意味で使う場合は、送り仮名の「り」を記して「年寄り」として、役職である「年寄」とは表記で区別している。(音にしたら区別出来ませんが...)
この物語では、「高齢者」という意味での「としより」であったため、「年寄り」ということになる。
「高齢者」という意味の「年寄り」は、英語では「Old Person」、ドイツ語では「Alte Person」、フランス語では「Vieille Personne」、イタリア語では「Vecchia Persona」、スペイン語では「Persona Vieja」、ポルトガル語では「Pessoa Velha」、中国語では「老年人」と言う。また、役職である「年寄」は、殆どの言語で日本語をローマ字表記とした「Toshiyori」といい、中国語では「年寄」と言う。
「営業所」:企業が営業活動を行う拠点となる場所のことである。(個人商店であっても、その店舗は形の上では「営業所」ということになるが、この場合は「営業所」と言うことはまずない。)
複数の営業所が存在する場合には、それらを統括している営業所を「本店」(「本社」)、それ以外を「支店」(「支社」)と呼ばれる。
保険会社などでは「営業所」という名称はよく耳にするが、銀行などでは「支店」と呼ばれ、スーパー、百貨店などでは単に「○○店」または「○○支店」と呼ばれているが、それらも全て「営業所」ということになる。
英語では「Office」、ドイツ語では「Büro」、フランス語では「Bureau」、イタリア語では「Ufficio」、スペイン語では「Oficina」、ポルトガル語では「Escritório」、中国語では「營業所」と言う。
「押収品」:押収(証拠物、または没収すべき物として、刑事手続上における物の占有を取得する処分の総称のことである。)によって所有権が移転した品物のことである。尚、強制力を用いた場合は「差押え」と言い、任意に提出された場合は「領置」と言うが、そういう物でも「押収品」と言う。(尚、押収を行うには令状が必要である。また、裁判所が提出命令として出す場合もある。)
それが証拠品であった場合は、後に所有者に返還されるが、没収された物、並びに所有者が所有権を放棄した物は返還されない。(所有者が不明の物は返還のしようがないので、返還されないのは言うまでもない。)
押収された品々でも、拳銃などの凶器や麻薬などは処分されるが、一般的な品物であれば、押収物還付公告令に従って、後に売却処分されることがある。(所有者不明品を含む。)その代金は国庫に帰属することになる。そうやって売却された物というのは、安値で入手出来るため、鉄道の忘れ物市と同様に、掘り出し物を安価で入手出来る場合がありますよ。
英語では「Confiscation」、ドイツ語では「Beschlagnahmung」、フランス語では「Confiscation」、イタリア語では「Sequestro」、スペイン語では「Confiscación」、ポルトガル語では「Confisco」、中国語では「沒收品」と言う。
「横流し」:品物を正規のルートを経ずに、他に転売する行為のことを言う。尚、横流しによって転売された品物のことは「横流れ(品)」と言うことが多い。
また、横流しは、最初から転売することを目的にして行われることであり、不正ルートで高値で売られたり、通常では販売が禁止されている品物が売られることもある。特に、麻薬や拳銃などのように、元々法的に売買が禁止されている品物の場合は、販売する方も不正に入手したものを売ることになるため、「横領」や「密造」という不法行為によって得られた物が転売されることになる。
尚、友達同士やご近所さんなどで同じ物を一緒に、一人の人がまとめて購入し、それを一緒に買うとした仲間に売るという行為は、形の上では「横流し」のように見えるが、これは「共同購入」という形態であって「横流し」とは言わない。(仲間同士の売買は正規の販売ルートとは言えないが、代表者は仲買人の役割をしているという解釈が成り立つためでもある。)
英語では「Illegal Selling」、ドイツ語では「Illegales Verkaufen」、フランス語では「Vente Illégale」、イタリア語では「Vendita Illegale」、スペイン語では「Venta Ilegal」、ポルトガル語では「Venda Ilegal」、中国語では「倒賣」と言う。
「懲戒免職」:「懲戒」とは、不正行為、不当行為に対して罰を加えることである。また、「免職」とは、職を免じること、職を解かれることである。(但し、一般的には公務員に対して言う言葉であって、民間企業では「解雇」と言うのが一般的である。)
「懲戒免職」とは、不正行為、不当行為を行った職員に対し、その懲罰として職を解くこと、所謂「クビ」である。(一般的には、公務員の場合を言い、民間企業では「懲戒解雇」と言われるのが一般的である。)
懲罰の中では、最も重いものということになる。また、これは処分でもあるため、通常の退職手当は支給されなくなる。同時に、即日免職することが出来る。(但し、解雇予告の除外を申請して認められた場合に限られる。)
また、「懲戒免職」以外の「免職」としては、「分限免職」「諭旨免職」がある。
英語では「Disciplinary Dismissal」、ドイツ語では「Disziplinarische Entlassung」、フランス語では「Rejet Disciplinaire」、イタリア語では「Licenziamento Disciplinare」、スペイン語では「Despido Disciplinario」、ポルトガル語では「Demissão Disciplinar」、中国語では「懲戒免職」と言う。
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