ケータイ刑事銭形愛21話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の21話「ベルリンの壁殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の2回目となる今回は、愛ちゃんたちがやってきたのはここだったことから「映画撮影所」について、実は愛ちゃんにこれを受けさせるためだったことから「オーディション」について、愛ちゃんはこれと聞いた言っていたことから「事件」について、そんな愛ちゃんがこれを目にして自分が受けると察知した「履歴書」について記します。尚、「オーディション」は「愛・21話[裏ネタ編]PART 2」で、「事件」は「愛・18話[裏ネタ編]PART 6」で、「履歴書」は「愛・21話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/6/7、8、10、11、13付です。
「映画撮影所」:映画を製作するための場所であって、撮影スタジオを中心とした施設のことである。これに付随して、出演者やスタッフの控え室や映画会社の事務所、撮影機材の倉庫などがある。(そのため、映画会社の敷地ということにもなる。)
アメリカでは、映画会社は大規模な撮影所を有していて、5つの大きな会社(「五大スタジオ」と言われた。)が支配する時代となって、黄金期を迎えた。(1920年代後半から戦前まで。)日本でもそれと同じように、映画会社というと撮影所を有する形が当たり前であって、日本のメジャー映画会社は撮影所を有し、映画の黄金期には大量の作品が製作された。
しかし、その後のテレビの台頭によって、映画専用の撮影所では経営が苦しくなり、業界再編が進んだ。また、アメリカでは独占禁止法違反と判断されたことでシステムが変わることになった。
その後、日本では映画以外の映像作品(テレビ作品)の製作でも使用したり、テーマパークとしての利用などが行われている。アメリカでは、スタジオはスタジオとして残っているが、映画会社はそれを借りて映画撮影を行うという形が標準的となっている。
英語では「Movie Studio」、ドイツ語では「Filmstudio」、フランス語では「Studio du Film」、イタリア語では「Studio di Film」、スペイン語では「Estudio de la Película」、ポルトガル語では「Estúdio de Filme」、中国語では「電影攝影所」と言う。
「オーディション」:音楽や演劇、映画などに於いて、出演者の選抜を目的として行われるテストのことである。また、新しい才能の発掘を目的として行われる場合もあって、「○○コンテスト」の名称でいくつかのものが大々的に行われている。
基本的には、キャスティングを行う際の一つのものであるため非公開で行われるが、時々、映画の主役を決定するイベントとして公開で行われる場合もある。(この場合は、オーディションが人選でなく、一つのイベントとなる。)
当然のことながら、オーディションの模様を題材にした作品も色々とある。特に有名なのは、ブロードウェイ・ミュージカルの「コーラスライン」(1975年初演、1985年には映画化されている。)であって、ブロードウェイ・ミュージカルのオーディションに参加する若者の姿を描いた作品である。→アメリカの「オーディション」について理解しようとするには役立つ作品としても知られている。
英語では「Audition」と言い、アメリカ映画界や舞台の世界では、早くに至る全ての役をオーディションを行って決定するというのは珍しくない。尚、映画の場合は、試演撮影(スクリーンテスト)を行って配役を決定するのがいつパン的であって、これを「Screen Test」と言っている。(「Audition」の一種である。)また、ドイツ語では「Vorsprechprobe」、フランス語では「Audition」、イタリア語では「Audizione」、スペイン語では「Audición」、ポルトガル語では「Audição」、中国語では「考試」と言う。
「事件」:いくつかの意味があるが、大別すると「事柄」「事項」という意味、日々起こる出来事の中でもめ事となった出来事のこと、人が何らかの意図を持って、故意に損害を生じさせるなどのような悪い出来事のこと、若しくは、法的な訴訟事件の省略した言い方の3つに分けられる。
一般的には、故意に損害を生じさせた出来事として、犯罪性のあるものと認識されている。(刑事事件になった出来事のこと、及び世間を騒がせた出来事のことを指す。)
しかし、言葉の定義から、犯罪性のない「事件」も多数ある。(実際はこちらの「事件」の方が件数としては多い。)というのは、特許、商標の登録に関する異議を訴えた場合も「○○事件」と呼ばれるのをはじめ、民事で裁判に訴えたものも全て「事件」として扱われるためである。(離婚調停なども裁判になると「事件」になる。)これは「訴訟事件」のことを略して「事件」と呼ぶためである。(刑事裁判は犯罪性がある事件であるが、民事裁判は犯罪性の無いものが殆どである。→民事と言っても、内容によっては刑事事件の要素があって、犯罪性がある場合も一部にはある。)
また、身近なところでは、市役所/役場で住民票の請求を行っても、これは法的な手続きに従う事項であるため、「事件」と呼ばれることになる。当然、そういう行政サービスを受けることには犯罪性は全く無いのは言うまでも無い。(その後で、それを悪用して刑事事件を起こす輩が居ないこともないですが...)
英語では「Case」、ドイツ語では「Fall」、フランス語では「Cas」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Caso」(但し、発音は異なる。)、中国語では「事件」または「案件」と言う。
「履歴書」:現在までに経てきた学業、職業などの次第を記した書類である。「経歴書」と呼ばれることもある。元々はフランス語で「Résumé」と呼ばれるものである。
就職活動(転職やアルバイトも含む)をする場合、自分の略歴を知らすために提出する書類であり、採用試験の際の選考資料として使用されるものである。
これに記す内容は、氏名(ふりがなをつける)、性別、生年月日、年齢、郵便番号、住所、電話番号、連絡先、学歴、職歴、保有資格や免許といった本人に関する事項を記し、更に顔写真を貼り付けるのが一般的である。また、志望企業に対して、志望動機や希望事項などの自己PRを記すのが一般的である。(一部項目については、その項目が間接差別になることを防ぐため、性別、年齢、顔写真は無し、という場合もある。(特にアメリカではこの傾向が強い。))
尚、学歴や職歴は、日本では時系列的に古いものから順番に記すのが一般的であるが、欧米では直近のものから時を遡って記していくのが普通である。
英語では「Resume」、ドイツ語では「Resümee」、フランス語では「Résumé」、イタリア語では「Resume」、スペイン語では「Curriculum Vitae」、ポルトガル語では「Currículo」、中国語では「履歴書」と言う。
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