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ケータイ刑事銭形愛22話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形愛・裏ネタ編」の増補は第22話の「ひな人形連続殺人事件」に突入です。(以前にPART 4まで記しているので、PART 5からということになります。)で、今回はサブタイトルにある言葉から「ひな人形」について、「連続」について、そしてこの事件はここで行われたということから「展示会」について記します。尚、「ひな人形」は「・22話[裏ネタ編]PART 1」で、「連続」は「・13話[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/6/14、15、17、18付です。

ひな人形」:漢字では「雛人形」と記す。しかし「雛」と言う漢字が難読漢字であることから、これをひらがな表記とすることも多い。

(一部地域では旧暦の3月3日に行う所もあるが、)桃の節句の3/3に行われる「ひなまつり」の際に飾られる人形のことである。

人形は、緋毛氈(ひもうせん)を敷いたひな壇(3段、5段、7段などが一般的である。)を設けて、そこに複数の人形を飾っていく。最上段に飾られるのは「内裏雛」と呼ばれる男女の対になった人形であり、殿と姫である。その下の段に三人官女を、更にその下の段に五人囃子を飾る。また、段数が多い場合は、その下の段(=上から4段目)に右大臣と左大臣を、そのもう一つ下の段(上から5段目)に三人仕丁、その下の段は調度品(箪笥、長持など)が飾られる。

尚、ひな壇が3段の場合は、人形は全部で5体であって、内裏雛、三人官女の5体となり、一番下の段には調度品が飾られるのが一般的となる。

ひなまつりは平安時代に始まったとされているが、ひな人形の歴史は以外と浅い。平安時代に最初に生まれたのは、紙、または土によって作られた立ち雛であって、室町時代になって座った形の、所謂「座り雛」が登場した。しかし、この頃までは、身体の穢れを祓い、それを川に流すという風習に倣ったものを具現化するものであって、飾るものではなく、身を清めて川に流すということが行われていた。(「流し雛」であった。)

江戸時代の初期も、同様に「飾る」という風習が無く、流し雛であり、紙人形が一般的だった。しかし、時代が平和になったこともあって、女の子のする「人形遊び」と節句の儀式が習合して、人形を飾るようになった。(これが現在の雛人形の原形と言うことが出来る。)但し、この時は男女一対の内裏雛を飾るというのが一般的であって、今日のような複数の段があるものではなかった。やがて、この風習が「ひなまつり」へと発展していくと、人形の方も次第に豪華になっていき、ひな段を使った段飾りが行われるようになり、内裏雛の衣装も十二単となり、人形の数も増えていき、より豪華なものになっていった。(特に、武家では女性の嫁入り道具になり、豪華さを競うようになり、人形もより精巧に、装束もより豪華に、数々の調度品の品数も増えていくこととなった。)で、江戸時代の中期には、今日のひな人形というものが確立し、同時にひな段を使った段飾りが一般的なものとなった。

尚、ひな人形は、宮中の殿上人の装束を模したものであって、内裏雛(親王(男雛、女雛))はそれぞれ天皇と皇后を現している。また、三人官女は宮中に仕える女官をあらわしている。(3人の内、1人のみがお歯黒・眉無しである。) 五人囃子は能のお囃子を奏でる5人の楽人であり、持っている楽器は(向かって左から順に)太鼓、大皮、小鼓、笛、謡である。随身は随臣右大臣と左大臣であり、衛士でもある。(衛士は宮中の護衛を担った兵士のことである。)そして仕丁は従者をあらわしていて、通常は3人1組となっている。3人は、起こっている、泣いている、笑っている、という異なった表情をしている。→三人官女、五人囃子、右大臣と左大臣、三人仕丁はそれぞれ持っている物が異なっているため、それによってもひな段のどの位置にくるのか決まっている。

この物語では、内裏雛の並べ方に違いがあったことに気づいた愛ちゃんが、事件を解決するヒントとなったように描かれているが、内裏雛は内裏の宮中に於ける並び方に沿っている。唐や日本では、「左右」では、「左」の方が「右」よりも位が高いとされていた。このため、左大臣と右大臣では左大臣の方が位が高く、目上にあたる左大臣の方が年配者となる。(劇中で五代さんも語っていました。)で、天皇から見て左側(並べられた人形を正面から見ると右側になる)に左大臣が位置することになる。この伝統は長年続いていたため、天皇を表す男雛は左側になる。(明治以降、西洋化によって日本でも変わることになり、大正天皇は即位式で右に立ち、それ以降はこれが伝統になった。)

俳句の世界では言うまでも無く「春」の季語である。また、英語では「Doll」、ドイツ語では「Puppe」、フランス語では「Poupée」、イタリア語では「Bambola」、スペイン語では「Muñeca」、ポルトガル語では「Boneca」、中国語では「女孩節陳列的偶人」と言う。

連続」:物事が連なっていること、続いていること、連なって続くこと、切れずに繋がっていること、を言う。また、数学の世界では、「関数の連続」という概念が定義されていて、関数f(x)に於いて、x→a極限値が存在し、かつその極限値がf(a)と等しい場合、f(x)はaで連続である、とされる。尚、これは関数の世界では重要な事柄の一つとなっている。

簡単に言うと、「切れずに繋がっていること」ということになるが、テレビ番組の場合は時間的にずっと続いているものでなくても、毎週、若しくは毎日(ウイークデーのみというものも含む)決まった時間に放送される番組のことを指し、そういう番組のことを「連続番組」と言う。(特にドラマの場合は1回きりのものと区別して「連続ドラマ」と言う。)

このように、特定の単位を元にした場合の「連続」は、時間的には非連続であっても「連続」ということになる。→ギネス・ワールド・レコードでも「○○を連続□□時間行った」という記録があるが、この記録は1時間に5分間の休憩が認められているため、完全に連続して行っていなくても「連続記録」として認められる。(その休憩時間の間に食事や生理現象などを行うため、数日間にも達するような連続記録が生まれることになる。)

断続的に起こる事象であっても、同じことが度々起こると、その事象が連続して発生していると言うが、それも時間的には断続であっても、事象の発生ということでは「連続」ということになる。

この物語での「連続」も、時間的には断続的なものであるが、殺人の際に雛人形があるという殺人事件が続いて発生しているため、断続的に発生する事象ということでの「連続」に該当することになる。

英語では「Continuousness」、ドイツ語では「Fortsetzung」、フランス語では「Continuation」、イタリア語では「Continuazione」、スペイン語では「Continuación」、ポルトガル語では「Continuação」、中国語では「連續」と言う。

展示会」:品物を並べ、それを見せる催し物のことを言う。基本的に、そこに展示されているものは売り物であり、売買は可能である。(一部には、その時は販売していない発売予定の物も含まれることがある。)尚、販売は行わずに、その商品の展示と品定めを行う催しは「品評会」または「見本市」と呼ばれる。また、展示されるものが商品ではなく、文化財、物産などの場合は「博覧会」と言う。

これらは、販売というだけで無く、宣伝という意味もある催しである。また、誰でも参加することが出来るのが一般的である。(但し、ものによっては入場料が必要な催しもある。→招待客のみに限られるもの、報道関係者や同業者のみというように見学者が限定されるものもあるが、その場合は「内覧会」と言うことが多い。)

英語では「Exhibition」、ドイツ語では「Ausstellung」、フランス語では「Exposition」、イタリア語では「Esposizione」、スペイン語では「Exhibición」、ポルトガル語では「Exibição」、中国語では「展示會」と言う。

 

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