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GENGHIS KHAN『DSCHINGHIS KHAN』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。世界的なディスコ・サウンドの大ブームの中、西ドイツ・ミュンヘン出身の彼らのサウンドは世界的にヒットを記録し、日本にもジャーマン・ポップスを広く知らしめることになった。本アルバムは、そんな彼らの記念すべきデビュー・アルバムである。

尚、彼らの正式なグループ名は「DSCHINGHIS KHAN」であり、世界的にはこちらの名前(綴り)で知られているが、日本では契約上の問題で、「GENGHIS KHAN」となっている。(どちらも「チンギス・カン」のことであることに変わりは無いですが...(「D」で始まるのはドイツ語表記、「G」で始まるのは英語表記である。))

収録曲は以下の全11曲である。『Moskau』『Komm Doch Heim』『Samurai』『Rocking Son Of Dschinghis Khan』『Pass Auf, Der Drache Kommt』『Dschinghis Khan』『Israel, Israel』『China Boy』『Sahara』『Puszta』『Der Verräter』。

尚、日本版には『ハッチ大作戦』がボーナス・トラックとして追加収録されているため、全12曲の収録である。

この中からシングル・カットされたのは、『Dschinghis Khan』と『Moskau』である。前者はグループ名と同じタイトルということもあって、インパクトの強さでヒットを記録した。一方、後者は『めざせモスクワ』の邦題が付けられ、当時、翌年(=1980年)に控えたモスクワ・オリンピックが間近ということもあって、数多くのカヴァー曲もヒットを記録している。

お薦め曲は、ヒット・シングルの『Dschinghis Khan』と『Moskau』、更に『Samurai』『Pass Auf, Der Drache Kommt』『Puszta』『Der Verräter』をピックアップしておく。

ノリの良い、ポップで軽快なディスコ・ナンバーはとても親しみやすいが、歴史上の人物名をグループ名にしているのに合わせたような派手で仰々しい衣装も親しみやすさを与えている。サウンドの方も、緻密に計算された上に成り立っているものであって、音楽的な面だけで無く、ビジュアル面でも、商業的な面からもヒットする要素に満ちているのだが、「計算された」ということを殆ど感じさせずに「明るく楽しい」所をたっぷりと堪能できるものである。

'70's終盤のディスコ・ブームの時期を語る上では欠かすことの出来ないグループの一つであるだけに、ベスト盤も多々リリースされているので、そちらの方がお得感があるのだが、オリジナルのデビュー・アルバムの方もチェックしておきたいところである。(ベスト盤には収録されていない曲もありますし...)

ジンギスカン

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1995/11/11
  • メディア: CD



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