SSブログ

大貫妙子『Grey Skies』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1976年9月に発表された彼女の1st.ソロ・アルバムである。それまでは、山下達郎、村松邦男たちと共にシュガー・ベイブというバンドで活動していたが、1976年4月に解散し、彼女はソロに転向した。(シュガー・ベイブは、ソロになった山下達郎と彼女が大成功したことで、改めて注目されることになったグループと言うことでも知られていますね。)

全曲が彼女の作詞作曲(但し、1曲はインスト・ナンバーであるので、詞はありませんが...)によるものであり、彼女自身と山下達郎、坂本龍一、細野晴臣、矢野誠が編曲をしているということで、当時はともかく、今になってみると実に凄い顔ぶれによる作品集ということになる。また、参加ミュージシャンとしても、前述の顔ぶれ以外にも凄い名前が揃っているということで、実に豪華なアルバムと言うことになる。(但し、アルバム発表当時は、ブレイク前という人も多かったので、当時は「豪華」ということは全く語られませんでした。)

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、CD化された時に3曲のボーナス・トラックが追加されて、現在では全13曲の収録となっている。収録曲は以下の通りである。『時の始まり』『約束』『One's Love』『午後の休息』『愛は幻』『Wander Lust 』『』『いつでも そばに』『When I Met The Grey Sky』『Breakin' Blue』。(以下、ボーナス・トラック)『明日から、ドラマ』『約束(DEMO)』『午後の休息(DEMO)』。

この中からシングル・カットされたのは『愛は幻』(B面曲は『One's Love』)であるのだが、このシングルはプロモーション用のシングルであったため、非売品扱いとなっている。(そのため、本アルバムからのシングル曲は「無し」ということになる。)→数が無いだけに、そのシングル盤(勿論、アナログのドーナツ盤である。)はプレミアが付いている。

お薦め曲は、『愛は幻』『街』『いつでも そばに』『When I Met The Grey Sky』というところと、シュガー・ベイブの時からの曲でもある『約束』をピックアップしておく。

本アルバムは、なかなかCD化されなかったということもあって、一部では幻のアルバムとされて、オリジナルの中古レコード(勿論、アナログ盤)に高値が付いていたことでも知られている。そのため、CD化された時に「待望の!」ということが語られたことでも知られている。(こういうように、なかなかCD化されなかったものが、中古LPで高値が付いてCD化されるということが、最近は多くなりましたね。)まあ、参加しているミュージシャンたちが余りにも凄いこと(音楽界でも大御所と呼ばれる存在)になっていて、そういう人物たちの若い時分の作品ということを感じさせることになった考えたら、当然と言えますが...

サウンドの方も、色んなことをを行っていて、'70's中期の作品であるにも関わらず、'80'sサウンド、さらにはJ-POPに繋がるものがたっぷりとある。ということなので、必聴のアルバムの一つである。尚、コレクターとしては、CD化されたことで中古アナログ盤の値段もピーク時から下がっているが、それでもオリジナルであるアナログ盤の方も持っておきたい所である。(結局、LPとCDの両方を持っておくべき、ということであり、それだけの価値のあるアルバムである。)

Grey Skies

Grey Skies

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2010/12/08
  • メディア: CD



Grey skies(紙ジャケット仕様)

Grey skies(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2007/10/03
  • メディア: CD



Grey Skies

Grey Skies

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: LP Record


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。