SSブログ

また一つ映画の世界が現実に [事故]

1976年のアメリカ映画に「大陸横断超特急」というサスペンス・コメディ作品があった。物語の最後で、列車が終点の車止めを突破して突っ込むのだが、これが現実に起こってしまった。事故原因については調査中ということだが、ATSを頼りすぎてはいないか、と感じてしまう。ATSは列車の速度を調整して、終点であればちゃんと止めてくれるように働くものであるが、こういう機械装置というものは故障という可能性は捨てきれない。(それ以外の原因も考えられるので、ATS故障とは言い切れないが...)

9.11でビルに飛行機が突っ込むという、映画の世界であれば見慣れたシーンが現実に起こり、数多くの人々が犠牲になったのは記憶に新しいが、現場がニューヨークということもあり、どことなく遠い世界という感じでもあった。が、今度は高知県とはいえ、日本国内である。幸い、乗客の数が少なかったことで犠牲者の数は少ないが、同じ事故が大都市でおこらないとは限らない。

映画の世界では、フィクションということで面白おかしく描くことがあるが、中には現実社会に対する警鐘を鳴らしているものもある。今回の事故は29年前の映画が現実になったということで、教訓を得ることがあったはずであるが、この映画のことをどれだけの人が覚えているのか、というとそう多くはないであろう。学ぶべきものは教材としてどん欲に学習してもらいたいものである。

また、去年の中越地震により、地震を扱った映画の放送や上映が自粛になっているが、教訓も含んでいる作品もある。何でも「自粛」というのでは大事な情報を拒絶することもあり得る。考えてもらいたいものである。



共通テーマ:ニュース
嘘つきDoCoMo戦隊回顧録4 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。