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PHS撤退に続くドコモの野望 [携帯/PHS]

4月のドコモの総合カタログを見てふと思ったことであり、あくまでも推測であるということを最初に断っておく。

3月のカタログでは「PHSが消えた」ことが一番だった。それと比べるとあまり変わらないと思っていたが、4月のカタログではmovaの機種が1つ減っていた。既にFOMAの方がカタログに掲載されている機種数では上回っている。

PHSの方は、今月限りで新規契約の受付を終了する。と言っても実際にはどうかというと、PHSの端末の品不足(売れているからではなく、供給数を減らしたために品不足となっている)ということもあり、PHSの新規契約を行おうとしてもショップはFOMAの方で新規契約をさせようとする。ということで、実質的には既にPHSの新規契約というのは終了している。既存PHSユーザーに対しては優遇策でFOMAへの移行を進めている。ここで「FOMA/mova」と言わずに「FOMA」と言っている陰にはドコモの陰謀がある。その陰謀とは「movaのサービス終了」である。これは2G(2.5G)のサービスを終了させるということでもある。

FOMAは3G携帯であるが、この先は更に進んだ3.5G、4Gへと世代を進めていくという長期戦略がある。となると旧世代の2G携帯はそれを邪魔するものになるため、サービスを終了させたいというのが本音である。その一つが新製品のリリースに現れる。FOMAは700iシリーズを加えたばかりである。しかし、movaについてはちらほらと出ているものの、春になれば50xiシリーズは次世代に進んでいたのに、今年はそれが無い。先々のサービス終了が頭にあるため、新機種の方から手を抜きだしたのである。(表向きのコメントでは決して口にはしない。)

更に、去年の9月限りで1.5G帯のデジタルの新規受付を終了させたのも次世代へ移行させるための戦略である。そこから7ヶ月でPHSの新規受付を終了させる。こうも続くとなると、サービスの終了のための第一歩である新規受付の終了も口にしやすくなる。

現時点ではFOMAよりもmovaの契約数が上回っているため、すぐにmovaの新規受付の終了ということは口にしないが、新機種のリリースを減らし、いずれは無くしてしまうことで、FOMAへの移行を推進させる。(新機種をリリースしないというのはPHSでも行った。)FOMAが2000万か2500万回線に達すれば、いよいよこの陰謀がスタートすることになるだろう。

※2G携帯のサービスに絞り込んだTU-KAの戦略も一つの道である。(多機能化が進む携帯電話の機能を絞り込むことと、既存の設備を利用できることから、投資を少なくすることが出来る。) auとvodafoneは新サービスや新機種の機能に頼っているところがあるが、いつまでも新しさだけに頼っていればユーザーから飽きられる。結局はどこも(ダメという観点では)同じということか...



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