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無観客試合 [スポーツ]

中国で行われたハンドボールの東アジアクラブ選手権で、中国の一般観客を排除した実質的な無観客試合が行われたことが判明した。(観客は地元選手の親族などに留まった。)開催地も北京から蘇州に急遽変更して行われた。無観客試合といえば、サッカーのW杯アジア最終予選の北朝鮮VS日本の試合で実施されるかもしれない状況になっているが、中国の反日デモを受けて、中国国内での試合で先に行われることになった。

暴動を恐れて無観客試合とすることは分かるが、これって観客を入れないということで、大会を運営する側にとってみれば入場料収入が無くなり、首を絞めることに成りかねない。また、出場する選手の安全を確保するために、より多くの警備のための費用が生じる。運営サイドにとってはまことにありがたくない実施となってしまう。

今のままでは、このように無観客試合にする、という措置の拡大が懸念される。が、この原因は開催国の治安が悪いということにほかならない。そういう国で国際試合を実施するということに疑問がある。急遽開催場所を他国にする、というのは色々と手配の上で困難な点があるだろうが、暴動が起こるような政情不安のある国で開催予定の国際スポーツ大会は早めに開催地変更を行った方がよい。「2008年の北京五輪の開催地変更」という圧力を中国に対してちらつかせる、という政策を行ってもらいたいものである。(国の威信を賭けているだけに、「北京五輪」剥奪となると、中国は国際的に相当のダメージがある。)


(4/30追記)
6/8のサッカーW杯アジア最終予選の「北朝鮮VS日本」の試合は、第三国開催、無観客試合となることがFIFAで決定された。

中国といい、北朝鮮といい、こうなったというのは東アジアの国は問題がある、という悪いイメージを世界に広げることになるだけで残念である。



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