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コイヘルペスウイルス再び [動物]

皇居のお壕で大量のコイ(162匹)が死んだことに関して、環境省はコイヘルペスウイルスが原因と確認されたと発表した。コイヘルペスウイルスによる感染は、2003年10月の霞ヶ浦から始まり、既に41都府県での感染が確認されている。(今年になっても、4月に長崎、5月に徳島での感染が確認されている。)

コイヘルペスウイルスは自然発生することはないため、人為的に持ち込まれた可能性もあるとしているが、ウイルスが活性化する水温は15~25度であり、ここのところの気温上昇によりこの条件を満たすようになった。過去に発生した場所では残存ウイルスの可能性も十分あり得る。

そんな中、京都府(過去に感染が確認されている、今年は今のところ確認されていない)では「事態が沈静化していても再発の危険はある。関係業者と協力して河川監視や死魚の早期回収、検査など感染防止に努める」として、各漁協に対して稚魚の放流自粛を継続するよう求め、他水域へのコイの持ち出し禁止措置も1年間延期するというように対策に動き出した。(他の自治体でも動き出している。)

それにしても、都道府県レベルではなく、どうして国がもっと積極的になって動くことが出来ないのであろうか。この問題にしても、農水省と環境省という縦割りが影にある。危機感があるのならば、省庁を越えた対策チームを作ることも出来るはずである。これは内閣の責任である。実に危機意識という感覚のないおちゃらけ政権の責任は高い。



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