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IP電話がISDNを抜く [科学/技術]

2004年度末の集計値で、総務省がまとめた電話サービス契約数によるとIP電話が前年度比57.2%増の830万件となり、ISDNの契約数798万件を上回った。(こちらは前年度比-7.5%というように減少している)更に、固定電話(通常の加入電話とISDNの合計)の契約回線数も1%現象して6000万件を割り込み、5961万件となった。(これで7年連続で減少となった。)

携帯電話の方も、伸びは鈍っているものの回線数は増加しているので、固定電話の減少がより目立ってしまう。NTTは危機感を強めているが、この傾向を止めることはもはや無理である。特に、最近は、頼みの綱であった企業の回線の方でもIP電話を導入する動きが加速しているので、そうなると一気に固定電話は減少することが予想される。

また、東京と大阪では現在市内局番が4桁になっているが、回線数の減少が続くようだと、これも不要になってしまう。全国規模で電話番号の整理を行うというのであれば、市外局番2桁と市内局番3桁と番号4桁という9桁で十分まかなえる可能性も出てくる。(但し、大幅な電話番号の変更を伴うから、これは実行されないだろうが...)

ということで、今後の姿を予見ということで考えてみると、公衆電話はますます減り、電報サービスも消えていくある。そして世の中は、一人一台となった携帯電話と、光ファイバーによる通信網が整い、メタルワイヤーはいずれは電力供給だけになる...



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