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常識のない高校生と呆れたJAL [不祥事]

関西地方のとある高校の生徒たち。5/31に大阪発札幌行きのJAL2003便に搭乗し、北海道への修学旅行に向かった。その際、座席下に備え付けられている緊急時用の救命胴衣5着を無断で持ち出した。しかしJALは、社内規定で定めた点検を怠ったため、その後1週間にわたって5席の下に救命胴衣が無いまま、その機は乗客を乗せて運航を続けていたことが判明した。(外部からの指摘でこの事態が初めて分かったという。→指摘がなかったらJALは発見できなかったとなる。)

尚、JALは、機内には予備の救命胴衣が別に15着あったため、安全上の問題はなかった、としているが、どこまで呆けているのであろうか。と同時に体質の改善は不可能ということを世間に示したと言ってもよいだろう。

高校生にしても、安全のために備えられているものを持ち出すという非常識なことを行っているので、こちらも責められて当然である。「ご自由にお持ちください」という表示があれば別であるが、そうでない物を持ち出すということは、これは窃盗である。高校生であれば、こんなことは理解していて当然である。非常識と言われても仕方がない。

しかし、JALも点検をしないというのは大問題である。しかも、ここのところの相次ぐトラブルで「安全意識の改革」を唱えているが、その声は社員に全く届いておらず、完全に空回りをしているだけであり、安全意識を置き去りにしている体質が温存されていることを証明したことになった。(上が上ならば下も下である。)指導が行われ、立ち入り検査まで行われていたら、社内規定の再確認ぐらいは行うであろう。それを怠っていたとなると、職務怠慢と言われても当然である。

ここまで酷いJAL。改革という姿が全く機能しないJAL。もはや乗客を乗せる資格はないと言ってもいい。国交省としても、「改善が見られないこと」を理由に、一定期間の業務停止命令と、その間に全部門の全社員に対する安全意識向上という教育の実施を命ずるぐらいするべきである。公共交通を行っている企業であれば、こんなことは当たり前であるが、ここまで酷いとなると仕方あるまい。(一部の交通手段が無くなることになるが、この調子ならば必ず死亡事故が発生するのは明らかである。それを防ぐためであれば当然のことである。)



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