戦隊回顧録22 [特撮研究]
変身アイテムがブレスレットという戦隊についてのその4。今回は再び「シングルブレス」の戦隊に戻ります。（PART2です。）では一気にいきます。
ファイブマン（男のみ）。二人の女性はブレスレットではなくて懐中型（コンパクトタイプ）であるが、これについては別途とします。で、ここでは3人の男性のアイテムについて。名称はVチェンジャーブレス。左腕に装着する。しかし、変身する時はこれを腕から外してポーズをとることになる。そう考えたら、ブレスレットである必然性はなくなってしまう。（玩具として売る分にはいいけど...）また、大きさは二つ折りの携帯電話端末ぐらいである。
カーレンジャー。名称はアクセルチェンジャーで、左腕に装着する。変身する場合は、これ以外にもう一つのアイテムが必要で、アクセルキーという鍵をブレスレットに差し込むことになる。まさに自動車の鍵といったものである。大きさはかなり大きく、二つ折りではなく、ストレートタイプの携帯電話というような大きさになっている。五人の色を表す英単語の頭文字である「RBGYP」という文字が縦に並んでいて、これが目立っている。（文字の左隣にはそれぞれランプがあり、かなり仰々しいデザインである。）
メガレンジャー。左腕に装着するブレスレットが変身アイテムであり、デジタイザーという名称。蓋を開けると10キーが並んでいて、コードナンバーを入力して変身したり、武器を出したりする。大きさはストレートタイプの携帯電話の大きなものといった所。10キーがあることから、画面が無く、フリップ方式の携帯電話と言ったらピッタリである。尚、第六の戦士として途中参加したメガシルバーの変身アイテムはこれとは異なり、携帯電話が変身アイテムである。（詳しくは、携帯電話が変身アイテムである戦隊の所で述べることにする。(後日アップします。)）尚、メガレンジャーにはバトルライザーという右腕に装着するブレスレットもあるが、これはパワーアップのためのものであって変身には関与しない。（最初はレッドのみだったが、やがて5人に与えられた。）
ギンガマン。左腕に装着するギンガブレスが変身アイテム。ダイヤルが付いていて、それを自分の色の所に回転させて合わせることで変身するため、かなり大きな物（携帯電話の端末大）となっているが、デザインはすっきりしている。
ゴーゴーファイブ。名称はゴーゴーブレス（他のアイテムは「ゴー○○○」なので、「ゴーブレス」でいいと思われるのに、何故か「ゴーゴーブレス」と言います。）で、左腕に装着する。一部が回転することで通信機としての機能を持っている。こうなると、ギミックのある携帯電話がブレスレットという具合である。尚、変身後、スーツのパワーアップのために、ブイモードブレスというものが存在し、こちらは右腕に装着するが、これは変身には関係しない。
タイムレンジャー。左腕に装着するアイテムであり、クロノチェンジャーと言う。30世紀の技術が生んだものとしては大きさが大きいように感じてしまうのですが...(やはり二つ折りの携帯電話という大きさである。)楕円をベースにしたデザインはなかなかシンプルにまとまっている。尚、第六の戦士であるタイムファイヤーの変身ブレスはVコマンダーというもので、クロノチェンジャーとは別物である。（左腕に装着するのは同じだが、デザインはちょっと古ぼけた印象がある。）
ハリケンジャー。ハリケンジャーの3人のものはハリケンジャイロといい、左腕に装着する。これは変身に使うだけでなく、通信機能を持っている上、手裏剣を発射する装置にもなる。また、ゴウライジャーの2人のものは、ゴウライチェンジャーといい、左腕に装着するものの、昆虫型(カブトムシ、クワガタ)の懐中型といった感じがするものであり、それを無理矢理左腕に装着するといった方がよいものである。尚、シュリケンジャーは様々な人間に変装し、そこからシュリケンジャーに変わる時、シュリケンボールというボール型のアイテムを使用するが、そもそもいずれの人間体も変装なので、これを変身アイテムと言って良いのか疑問が残るところである。
アバレンジャー。レッド、ブルー、イエローのものはダイノブレス、ブラックのものはダイノコマンダー、キラーのものはダイノマインダーと名称がそれぞれ異なっているが、左腕に装着することと、デザインにパートナーとなる爆竜が取り入れられているのが特徴である。尚、ブラックのダイノコマンダーについてのみ、それ単体で変身するのではなく、ダイノハープというキータイプの別パーツをダイノコマンダーに差し込んで変身を行う。
一応これでブレスレットについては一通り述べたことになる。次回はブレスレットでないものについてで、懐中型について述べる予定。