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手塚プロ子会社・中国でアニメを独自製作へ [アニメ]

手塚プロダクションの中国での製作子会社「北京写楽」が、中国内でアニメの独自製作に乗り出すと発表した。その最初の作品は、香港の映画監督・ジェイコブ・チャンが監督を務める2時間の長編アニメ作品「肩の上の蝶」で、人間と自然のかかわりを描いたファンタジー作品だという。出資は中国国内の企業に求め、中国語圏を中心に上映・販売する計画で、手塚プロは技術面で協力するという。

この北京写楽という会社は、1990年に発足して、手塚プロのアニメ作品の作画などの下請け作業が業務の9割を占めるという手塚プロの子会社であるが、「製作能力も高く、中国人の感覚に合った中国人による作品を作ることで、新たな市場を開拓する」と手塚プロが語っている。

折しも、つい数日前に、香港発で「中国のテレビ放送において、ゴールデンタイム(17:00~21:00)の間に外国製アニメの放映を禁止する見通しとなった」という話が伝わってきた。この法制化はこれからではあるが、この動きの中には当然のことながらこの規制をも見据えているのは疑う余地がないだろう。(ゆくゆくは中国発で日本や欧州にも輸出することになるものと思われる。)

実写作品(映画)でも、中国の作品評価が上ってきているだけに、アニメ大国・日本にとったら、これはライバルの出現の足掛かりになる、と言うことになるのだろうな... (経験の差はまだ雲泥の差があるけれど、いつまでものほほんとしてはいられない。)



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