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「宇宙戦争」の試写会 [映画(洋画)]

日本武道館で試写会を開催することが予定されていたが、7000人からの人が集まるということで、結局は中止になったスピルバーグ監督、トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」の試写会。しかし六本木ヒルズでは予定通り行われた。(スピルバーグ監督やクルーズも出席した。)

ここまではごく普通の公開直前作品の試写会であるのだが、少し違うものがこの試写会にはあった。「世界で最初に上映される」ということで、盗撮防止に気を配り、映画館では金属探知機による身体検査や手荷物制限が行われ、厳重な監視態勢での試写会となったのである。(つい先日、「スター・ウォーズ エピソード3」のウェブ上への漏洩問題があったばかりで、業界としてはピリピリしているとは言うものの...)まあ、アメリカ人の発想では「性悪説」に基づいているため、厳しいチェックを行うというやり方は理解できる。しかし、「性善説」が根底にある日本では、まだ馴染むものではない。こういうことが進んで行けば、いずれは試写会だけではなく、劇場封切りの一週目の興業についてまでは持ち物検査が広がっていく可能性を否定できない。そうなると、確実に映画館への客足は減ってしまうだろう。

知的財産に関する国策として「知財立国を目指す」としている政府だが、その割には刑事罰が軽い「著作権法関連犯罪」について、厳罰化を含めた何らかの手を打つ必要が早急にある。(教育についても同様。)ちぐはぐなことをしていると、映画産業も再び斜陽産業になってしまうぞ...



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