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古墳を破壊した欠陥企業・ドコモ [不祥事]

PHSサービスに関して、自社の都合を振りかざして、お役所企業だということを顕わにしたNTTドコモがまたとんでもないことをやらかした。それはNTTドコモ関西が携帯電話の基地局を新設する工事で、大阪府の条例を無視して無届けで工事に着手し、工事現場にあった「古江古墳」(大阪府池田市)の大部分を破壊していたというものである。(風致条例と文化財保護法に基づく工事開始の届け出が行われていなかった。)

破壊された古江古墳は「周知の埋蔵文化財包蔵地」に指定されており、土木工事などを行う際は、着工の60日前までに届け出るよう義務付けられているが、ドコモは住民から指摘を受けるまでその事実を知らず、届け出をしていなかったというのだから、呆れてものが言えない。

大阪府教委はNTTドコモに工事中止を命令し、近く発掘調査を実施するという。尚、古江古墳は推定直径約13m、高さ約1.2mの円墳で、1976年に池田市の調査で発見されたものである。横穴式石室があり、6世紀後半ごろのものとみられていたが、詳細な調査は行われていなかった。(放置していたというのも問題がある。)

とにかく、工事を行う場合に、その地域の条例や規制を調べないで行うというのは、一般常識ではあり得ないことである。とにかくこの種の規制というのは、市町村ごとで異なる部分があり、同一市町村の中でも特別に規制のある地域もある。役所気分で「何でも出来る」という考えがあったか、工事に関しては全くの素人が仕切ったのかは分からないが、あまりにもお粗末すぎる。欠陥企業と言っても良いだろう。(役所にも不手際の問題はあるが、ドコモは他の所でも大なり小なり、同様の工事を行っているのだから、確認ぐらいするべきである。→役所のすることを確認しないで信用するのは非常識。)

そういえば、ドコモについてはもう一つ頭に来ていることがある。この6月からFOMAにも「リミットプラス」というプランが出来たが、「FOMA端末からi-modeでこれにプラン変更の申し込みが出来る」と5月末に言われたのだが、今だにこれが出来ない。つまり、ドコモショップに騙されたのである。(平気でユーザーを騙すのだからたちが悪い!その後、別のショップに行って、変更してきた。「いちねん割引」の関係で、今解約したら違約金を取られるので解約しなかったが、本来ならば解約している所である。)

JR、JALというお役所体質のある企業はここのところ問題続出だが、NTTドコモもそれらと同じ血が流れているということで、やっぱりユーザーのことを全く考えていない腐りきった欠陥企業であることを再認識したところである。



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