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ドーピング違反に刑罰適用? [スポーツ]

イタリア中央政府のスポーツ担当政務次官が、2006年のトリノ冬季五輪のドーピング違反者に対し、イタリアの国内法を適用して刑事罰を科する可能性があると言明した。イタリアでは、ドーピング違反者に対し最高3年の禁固刑などを定めている。世界反ドーピング機関の統一規定では、競技資格の停止や剥奪が定められているが、刑事罰という規定は無い。国際オリンピック委員会は、イタリア側に、五輪選手への刑事罰の適用除外を求めているという。

とにかく、必ず問題になるのがドーピング問題である。アテネ五輪でも多数の違反者が出たことは記憶に新しい。それだけに、厳罰の意味で「刑事罰を」という発言になったものと思われる。

IOCは「適用除外を求める」というが、本気でドーピングを無くそうと考えているのであれば、「大いに適用してくれ」と発言した方が抑止効果があると思う。現在の競技資格停止/剥奪というのでは、その競技の選手としては終わりになることになっても、それだけである。数年が経過すれば復帰できてしまうので、抑止効果としては強い物ではない。しかし「刑事罰」となると「前科」が付くことになり、抑止効果も期待できるではないか。

ということで、IOCの態度には疑問を感じてしまった。(ただ、何でもかんでも「厳罰化」というのは暗い世の中になってしまいますが、これも仕方がないことなんでしょうね~)



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