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代替輸送費8億円 [事故]

JR福知山線の脱線事故で、阪急電鉄への代替輸送費について、JR西日本は、福知山線の運休期間55日間で約8億円を支払うことでほぼ合意したことが分かった。JR西日本によると、JRの定期券を使って阪急宝塚線などを利用した乗客は約12万人であり、代替輸送の運賃支払いは鉄道各社が事前に路線ごとに取り決めていて、JR西日本と阪急の場合は、約12万人の利用で1日約1500万円となっていた。(計算すると、約8.25億円になる。)しかし、二ヶ月近い長期の代替輸送は想定しておらず、事前の取り決め額をそのまま適用するかどうかを両社で協議していた。

この代替輸送の影響で、阪急宝塚駅はラッシュ時の乗客が約3割増加したという。そのため、宝塚、神戸、今津線などの各線に改札やホームに通常の2倍強の係員を配置して対応していたが、代替輸送に伴うこの人件費は阪急側が負担するという。

いずれにしても、阪急としたら大変な目にあったが、思わぬ収入が得られることになった。しかし、宝塚線では痴漢が増加する、というようにありがたくない話も流れた。結局、福知山線の運転が再開されても代替利用者の全てがJRに戻るとは考えられないので、阪急はこれからも大変であることだけは変わらない...

(その他、JR西日本は、神戸電鉄や阪神電鉄にも代替輸送費を支払うことになる。)



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