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免停中で路線バスを運転 [不祥事]

JRバス関東の茨城県高萩市の常磐支店に所属するバス運転手(51)が、免許停止期間中にもかかわらず路線バスを運転していたことが発覚した。この運転手は、2003年10月~2005年2月にかけて、マイカーでの違反(一時停止、シートベルト装着などの違反)が重なり、今年の4/7から30日間の免許停止処分となったが、このことを隠していて、のべで22日間も無免許でバスを運転していた。尚、点呼確認では免許証のカラーコピーを示して、チェックを免れていたという。

JRバスでは、乗務前の点呼のたびに上司らが免許の有効期限などを確認しているというが、カラーコピーをケースに入れて示していたために上司は気づかなかったというが、やっぱり管理が甘いですね。この免許確認というのは形骸化したものになっていたと言われても仕方がない。そもそも、現在の運転免許所はどういうものなのかを考えたら、すぐに分かるであろう。ケースに入っていたと言っても、カラーコピーと現物の区別が付かないというのは、まともに確認しようという気がない、と言われてもおかしくない。一目で、本物か偽物(カラーコピー)の区別はできるでしょうが...

もう一ヶ所、JRバス以外に、この事件から責められる所がある。それは国である。最近はカラーコピーの技術が上がったこと、安価なスキャナーやプリンターが普及したことから、誰でも簡単にカラーコピーを取ることができるようになっている。特に、精巧ではない偽札が作られていて、これが問題になっている。そういう状況を考えたら、運転免許所のカラーコピーというものも容易に作られると考えるべきである。それなのに、簡単にコピーできるような形の免許所の形態を放置していた責任は逃れようがない。(最近は、コピーをしたら、隠れていた文字が浮かび上がるような仕組みによってコピーが出来ないような技術がある。運転免許所にもこの技術を導入していればよかったのである。)

まあ、JRバスということで、古くは国の機関(国鉄)であったことと、国の役所では、こういうことに関しては問題が起きないと動かないという構造上の機能的欠陥があるが、まさにその通りであることを示しただけであった。

でも、免停により無免許運転ということになったが、飲酒運転でなくてよかった... (が、どちらも許されない犯罪行為であることには変わりない。)



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