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戦隊回顧録25 [特撮研究]

戦隊の変身アイテムについて語っているが、今回はこれまで語ってきたブレスレット/懐中型/携帯電話型以外、つまり「その他のタイプ」の戦隊について。

「その他」ということになるので、ここで述べる戦隊の変身アイテムは全て異なった部類のものとなっている。(該当するのは、ジャッカー、デンジマン、ジュウレンジャーの3戦隊である。)

尚、ゴレンジャーとバトルフィーバーJについては、特に変身アイテムが存在していないが、設定上は何処かに強化スーツを隠し持っているということでは似ていると言える。(ひょっとしたら、イーグルの開発したものがバトルフィーバー隊に譲られたということになるのかもしれない。)奇しくも、「ゴレンジャー」は「初代」戦隊であり、「バトルフィーバーJ」は巨大ロボを持つ最初の戦隊という、それぞれエポックメーキングとなった戦隊というのは面白いところである。

ジャッカー。メンバーがサイボーグという設定(戦隊シリーズで唯一)であるだけに、強化カプセルの中に各人が入り、そこでエネルギーを浴びて変身する。よって、どこでも変身するということが出来ない、という欠点があることになる。この強化カプセルはスカイコンテナに収容されていて、それを運ぶことになるが、この方式はサポートメカも一緒に運ぶことが出来るというメリットもあるので、一長一短である。しかし、敵の急襲に対しては致命的な弱点になってしまう可能性がある。尚、途中参戦の行動隊長・ビッグワンはサイボーグではなく人間であるが、彼の変身はどこで行われたのかが分からない。(そのため、変身アイテムについても不明である。)

デンジマン。変身アイテムはデンジリングという名称の指輪である。そのため、変身アイテムが存在する戦隊の中では最小の変身アイテムということになる。このデンジリングの中に強化スーツが収納されていて、「デンジスパーク」のかけ声で変身する。指輪ということで、変身前で敵と戦うことになっても、それが邪魔にならないというのは、結構重要なことである。ただ、アイテムが小さいだけに、一旦外すと、紛失という可能性がある。(無理に外す必要はないから、はめたままとなり、それならば紛失はしない。)尚、「指輪」という変身アイテムが他の戦隊に登場しない理由は、物語としては、デンジリングはデンジ星の技術によって開発された物であり、地球の技術よりも進んでおり、地球の現在の技術ではそこまで小型化する技術がない、ということになる。(が、本当の理由は、「指輪」では玩具としても売り上げが全く期待できないためである。)

ジュウレンジャー。ダイノバックラーという名称のベルトのバックルに収納されたメダルがアイテムである。ということで、ベルトとバックル、メダルというものが存在し、これらが揃った形で変身アイテムとなる。しかし、変身するだけだったら「メダル」があれば出来る。(どこに持っているのか、が問題になるけど...)とにかく、こういう形の変身アイテムというのは他の戦隊には無く、完全に独自の技術によって開発されたものということになる。(考えたら、ジュウレンジャーは戦隊初のファンタジー戦隊と言ってもよいだけに、当然、それまでの戦隊のアイテムとは異なっていて当然であろう。)また、本作では第六の戦士が登場するが、その変身アイテムも他のメンバーと同じものである。(メダルだけが異なっている。)

ということで、変身アイテムについて語ってきたが、それは今回をもって終了とする。次回からは戦隊の長官(リーダーではない)について取り上げる予定。



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