ずさんな新市章の選考 [時事ネタ]
兵庫県豊岡市で、ちょっとずさんな公募の選考があったことが分かった。豊岡市と言えば、今年の4月に周辺の町と合併して新・豊岡市となったのだが、新しい市章を公募で選ぶことにした。が、そこで選ばれたものが、沖縄県名護市の医療法人・琉心会のシンボルマークを盗用したものだったのである。
これを応募した女性(40)が申し出たことから盗作が発覚したが、市は「確認が甘かった」と陳謝している。（別の図案に変更する。）が、こういうのはやはり役所である。応募作品を受け付けた後、審査に入る前にチェックをすることは簡単にできることである。また、全部で1480点の応募があったというが、応募直後でなくても、審査の最終段階に入る前に、候補として残っているもののチェックを行うことも出来る。が、応募者からの申し出によって分かったということは、こういうチェック体勢が全く無かったと言ってよい。こんなのは何かのデザインコンテストの主催者としたら失格である。
やっぱり役所という所は一般の常識が無いということを証明しただけである。