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野球とソフトボール、ロンドン五輪から除外 [スポーツ]

IOCは、夏季五輪の現行28競技を2012年ロンドン大会で実施するかどうかの見直し投票を行い、野球ソフトボールの2競技が過半数の賛成を得られず、除外されることが決まった。尚、除外勧告を受けていた近代五種は過半数の賛成があり残ることになった。事前には、28競技全ての団体が、全ての競技の存続に向けて団結し、全ての競技が残る方向に中っていたと言われていたが、そうはならなかった。これには、ヨーロッパ開催ということが決定したため、アメリカの色が強い野球とソフトボールと、欧州では根強い人気のあるラグビーやゴルフ、スカッシュなどの競技団体の力関係が影響したのではないだろうか。

野球は1984年のロサンゼルス大会から公開競技となり、1992年のバルセロナ大会から正式競技に採用された。また、ソフトボールは1996年アトランタから正式採用となった。野球は5大会、ソフトボールは4大会で姿を消すことになった。尚、五輪実施競技が姿を消すのは、ポロ(1936年ベルリン大会が最後だった)以来のことになる。

2競技が除外されることになったため、IOC理事会は、ラグビー(7人制)、ゴルフ、空手、スカッシュ、ローラースケートの5競技の中から採用候補2競技を総会に提案する予定となる。

夏季五輪は競技数が膨らみ肥大化が問題となり、「28競技、301種目、1万500選手」という上限を定められた。また、世界的な普及度や人気面から、実施する競技の見直しに着手していた。尚、今後も五輪のたびに実施競技を見直す方針という。

野球とソフトボールは欧州では競技人口が少ないこともあり、2012年大会が欧州開催に決まったら無くなるだろう(逆に、ニューヨーク開催とならない限り、残ることはなかったと思う)とは思っていたが、やはりその通りとなってしまった。ところで、競技数が減ったからと言って、競技を追加する必要が本当にあるのだろうか?「肥大化」ということを問題にしているのならば、追加する必要はないと思うのだが...



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