続・強盗追跡の新兵器・カラーボール発射装置 [時事ネタ]
4/14に、カラーボール発射装置に関する記事を書いた（その記事はこちらです。）が、この度、これを用いた実習研修会が開催された。開催された場所は、滋賀県甲賀市のJA甲賀郡で、甲賀、湖南両市の金融機関の関係者約70人が参加して、試射を行いその威力を確かめた。
従来の防犯用のカラーボールは、手で投げるということになっていたので、目標に対して当てるという基本的な部分に問題があったが、この装置を使うと、照準があり、しかも同時にビー玉大（直径1.7cm）のカラーボールを同時に3発発射することから、殆どが命中させることが出来るという。（しかも、カラーボール内に封入された溶剤も、落ちにくいものとなっている等の工夫がされている。）
4月に書いた時点で、実技練習が欠かさない、ということを指摘したが、それが行われたと言うことは大変結構なことである。（ただ、金融機関ではなくコンビニということで書いているが、防犯目的であれば色んな所で採用されるのも当然である。）一部の業界で導入されることになると、一気に広がる可能性が出てくる。強盗に取ったらやりにくい世の中になるが、この装置が普及することで犯罪抑止力が高まることになり、大いに結構なことである。
ただ、この犯罪抑止に対しては、装置の開発は民間企業であり、役所や政府は指導をはじめ一切関与していない。このままだと、政府も警察も治安を良くしようという意識が希薄であると言われても仕方がない。中小企業に対しては補助金を出す、というような政策を行い、効果が期待できるものは普及させてもらいたいものである。