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サウジアラビア・ファハド国王没す [国際]

サウジアラビアの国営テレビが、「ファハド国王が死去し、アブドラ皇太子が後継者になる。」と発表した。尚、ファハド国王の正確な年齢は明らかでないが、82才前後とされる。

ファハド国王は、サウド家で最大勢力を作る7兄弟の長で、1982年に国王に即位し、親米・穏健路線の外交を進めた。1995年に脳卒中で倒れ、最近は異母兄弟のアブドラ皇太子が内政・外交の実務を取り仕切っていた。(ということで、後継国王に決まった。)また、新皇太子にはスルタン国防航空相(第二副首相)が就任する。

最近のサウジは、新国王が実質的に仕切っていたということもあり、新国王の誕生によって特に大きく変わることはないものと思われる。(ということは、原油価格の高騰も急に改善されるというような政策も期待できない。)でも、新国王誕生ということはテロリストにしたら襲撃する一つの機会となるので、何事もないことを願いたいものである。

また、アブドラ皇太子について最も危惧されるのは今年で81才になるという年齢である。表だっての動きよりも、水面下でのこちらの後継者争いが激しくなることが心配される。



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