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JR脱線事故で国交相が周辺企業に感謝状 [事故]

国交相が31日に尼崎市を訪れて、JR福知山線脱線事故の際に救助活動や事故対策に貢献した現場周辺の企業などに感謝状を贈った。対象となったのは、民間企業約20社と消防、警察などの合わせて76団体と、事故直後に踏切の非常ボタンを押して対向列車を停止させて二次災害を防いだ女性という。

尼崎市総合文化センターで行われた贈呈式には、69団体の代表者が参加し、全員で黙とうした後、国交相が各代表者に感謝状を手渡した。また、「皆さまの尽力で多くの人命が救われた」と挨拶をした。

ただ、中には「まだ治療中の方や、悲しんでいる方がたくさんいる。もらっていいのだろうか。」と複雑な心境を打ち明ける人もいたという。

一方、JR西日本は、救助活動に加わった周辺企業や住民に対して「迷惑料」として数万円~10万円を支払う、という「金で解決しよう」という安易なことを行っていることが分かった(こちらで述べています。)が、JR西日本はなんとかならないものなのだろうか。何せ、こちらは事故の当事者である。そこからの迷惑料の支払いということは、幕引きを意味するものである。本当に「安全第一」と考える企業に変わろうとしているのか、疑問に感じるだけである。(国交相は事故の当事者ではなく、監督官庁であり、そこが感謝状を贈るというのは、犯人逮捕に協力して警察から感謝状が贈られる、というのと同様のものである。)

それにしても、JR脱線事故、JALやANAの連続トラブル、三菱ふそうのリコール隠し、その他の公共交通機関での事故続発、というように、国交相も頭の痛いものであろう。だが、安易な幕引きとせず、しっかりと原因究明と再発防止策の徹底を指導し、信頼回復となるように政策を進めてもらいたいものである。(でも、JALと三菱ふそうに対しては、そろそろ重大な決意をしてもらいたいところである。)



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