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普通列車に無人車両追突 [事故]

福岡県飯塚市のJR後藤寺線新飯塚駅で、車庫に止まっていた無人のディーゼル車1両が動きだして、約440m走ってホームで発車待ちをしていた普通列車と衝突する、という事故が6日13:40ごろに発生した。衝突した車両はいずれもが1両編成で、双方の連結器部分が損傷し、普通列車の運転士が軽い打撲を負ったが、乗客27人に怪我はなかったという。

無人車両は、回送列車として動かすためにエンジンをかけた状態であったというが、運転士は何をしていたのだろうか?どうしてこの列車が無人になったのだろうか?JR九州は、車両の補助ブレーキがきちんとかかっていなかったか、車輪とレールの間に車止めを設置していなかった可能性があるとしているが、それってマニュアルに従っていたのだろうか。

現場は3‰(100m当たりで0.3m)という下り坂だったというが、列車にブレーキをかけていなければ、自然に走り出してもおかしくない場所である。安全管理が出来ているのであれば、当然のことながら安全確保のためにマニュアルが存在しているはずである。

管轄はJR九州ということで、脱線事故を起こしたJR西日本とは別組織とはいうものの、こういうことがあれば、JR各社が「安全第一」といくら口にしても信じられなくなってしまう。死者はおろか怪我人も出ていないということで、小さなトラブルということで処理をせず、ちゃんと原因解明と再発防止策を打ち出してもらいたいものである。



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