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鳥インフルエンザのワクチン臨床試験 [科学/技術]

アメリカ国立アレルギー感染症研究所が、中国をはじめ、アジアの各地で大流行しているH5N1型の高病原性鳥インフルエンザウイルスに対するワクチンの臨床試験に成功した、という。(尚、こういうものは、試験に成功したからといって、直ぐに実用化されるというものではない。)

臨床試験は65才未満の少人数の成人を対象に実施し、今のところは強い免疫反応が得られている、ということで成功している。しかし、一般のインフルエンザワクチンよりも多量の接種を必要とするというので、実用にはもう少し時間がかかることになると思われる。

鳥インフルエンザは、人から人に容易に感染する新型ウイルスに変異してしまうと世界的に大流行する恐れがあり、ワクチンの開発、実用化が急務とされている。そのため、研究が盛んに行われているが、その成果が待たれていた。

特に中国政府が鳥インフルエンザが流行するのを抑えるために、人の治療に使う薬「アマンタジン」を鶏に与えることを許可していたというように、国際指針でも認められていない行為(耐性の危険を高める可能性がある危険な行為)を行っていることが明らかになっている。人類を危険に晒すような国を止めるためにも、このワクチンは早く実用化されてもらいたいものである。

だが、日本では、臨床実験(試験)などが不十分とか言って、簡単には認可しないということが考えられる。薬(ワクチン)の世界も早く国際標準に揃えてもらいたいものである。



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