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振り込め詐欺被害男性・ボーダフォンを提訴 [事件]

プリペイド携帯を使った振り込め詐欺の被害に遭った静岡市の男性(27)が、本人確認を万全に行わないままプリペイド携帯を販売したなどとして、犯行に使われたプリペイド携帯を販売したボーダフォンと振込先の口座の名義人11人に、総額約850万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こした。

訴状によると、この男性は2003年8月から12月にかけて、使ってない有料サイトの未払い金をはがきなどで請求された。それで請求先の携帯電話の番号にかけると、口座を指定され、金融機関の13口座に合計約720万円を振り込んだという。

この男性は何を考えているのだ。全くお門違いもいいところである。素直に支払いに応じる方が間違っているのは明らかである。(過失があると言ってよい。)2003年8月よりも前から、この手の詐欺は行われており、注意することが呼びかけられていたではないか。そもそも使っていないというのであれば、支払いに応じることなく、その時点で警察に届けるということができたではないか。アメリカでの消費者の行き過ぎた訴えと同じであり、自分がバカだということを証明しているだけである。

また、支払いの時に使った銀行が注意を促さなかったとして、金融機関を訴えるのであればまだ少しは分かるが、 携帯電話の会社を訴えるというのは、あまりにもその根拠が理解できる物ではない。

裁判に訴えるというのであれば、理に適った説明が出来るようでなければならない。そういうことを考えると、日本はまだまだ訴訟後進国であるということである。

尚、この原告の依頼を受けた弁護士の先生は、ある程度結果(判決)は分かっていることだろう。どのように裁判を進めていく戦略なのだろうか?(単に、弁護士費用を稼ぐためだけに受けたということなのだろうか?)それを聞いてみたいものである。



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