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保線作業車・無人走行する [事故]

栃木県日光市のJR日光線でとんでもないことが起こった。(漫画のネタのような話でもある。)保線作業に使われていた作業車3台の内の1台がなくなっているのに作業員が気付き、探してみると、約10分後に約3.7km離れた今市市内の線路上に止まっているのが見つかった、というのである。つまり、1台の作業車は知らない間に勝手に無人走行したと言うことである。尚、この保線作業車は、道路と線路の両方を走行できる特殊なトラックという。

また、この無人走行した区間には、全部で11ヶ所の踏切があり、作業車は列車でないので警報機や遮断機は作動しなかったというのである。幸い、事故は起こらなかったが、事故が起こっていても不思議ではない。(真夜中ということが幸いしたとしか言いようがない。11日の未明である2:10ごろのことであった。)

JR東日本は、作業車のサイドブレーキが不十分だったため傾斜した線路を無人で走りだしたとみて調べている、というが、起伏の多い所であれば、上り坂で減速することから、今回のように自然に止まることもあるだろうが、峠のような所ではドンドンと加速していき、最悪の場合はスピードの影響で脱線という事態も十分に考えられる。とにかく、原因究明と作業員に対する再教育を行い、再発防止に努めてもらいたいものである。(JR東日本だけではなく、他のJR各社、私鉄にも事故報告を行い、全ての鉄道事業者で事故防止に努めてもらいたい。)



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