東京都・災害対策住宅退去命令 [不祥事]
7/23に関東地方で発生した地震は、都内で震度5強を観測したが、その際も新宿の都庁から徒歩圏内にある災害対策住宅に住みながら、理由なく呼び出しに応じなかった職員20人に対して、東京都は住宅からの退去を命じた。
尚、当日、緊急対応の待機当番職員34人のうち、登庁しなかったのは21人であったが、この内の1人は庁外で仕事をしていたとして正当な理由があると認め、それ以外の20人には正当な理由がない、と判断したため、退去命令が出されたのは20人となった。
そもそも、仕事で必要なものとして支給されたポケットベル（今の時代では、少し時代遅れとも思うが、東京都が現在もシステムとして使っているのだから、それに対して答えられるようにしておくのは当然のことである。）を持ち歩いていなかった、というのは、仕事を放棄しているとしか言いようがないし、「着信音が聞こえなかった」というのは自己の管理ミスとしか言いようがない。どう甘く甘く見ても、公務員という仕事を行う者としては不適格者である。
これが民間企業であれば、懲戒解雇になってもおかしくないことでもあり、処分を受けるのは当たり前。公務員のモラルがあまりにも無いということに呆れたが、こういう膿は徹底して出してもらいたいものである。
尚、東京都に限らず、他の地方自治体もこういう所は追従して欲しいところである。例えば、訓練をするとして（とりあえず前もって実施日を通知し）、非常招集をかけてみて、次は実施日を通知無しで同じことを行い、来なかった者は懲戒解雇する。というのは如何？（一応、抜き打ちではないテストを前もって実施しているので、後の方で来なかった者は言い訳は出来ない。→あまりにも甘いやり方ですが...）