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脱落原因はホイールの交換ミス [事故]

22日の朝に発生した富山県小矢部市の北陸自動車道で富山地方鉄道の路線バス(三菱ふそうトラック・バス製)から後部左側のタイヤ2本が脱落した事故(この事故についてはこちらで述べています。)について、富山地方鉄道が、タイヤを交換する際、アルミ製ホイールではなく鉄製ホイールを装着したのが原因とみられると発表した。

このバスは16日に左側後部の内側のタイヤがパンクしたため、同社で交換した。その際、アルミ製ホイールではなく鉄製ホイールを装着したという。尚、鉄製ホイールはアルミ製ホイールより厚みが11mm薄く、ナットが締まりきらずにすき間が生じたため、振動でボルトが折れたとみられるという。

ということで、原因はバス会社の整備ミスということになる。つまり、三菱ふそう側の設計やリコール修理でのミスではなかったということになる。だが、三菱ふそうが真っ先に疑われるのは、これまでの同社の対応によって不信感が根付いているから、ということによる。(こういうレッテルはそう簡単には剥がれない。)

これを受けて、三菱ふそうトラック・バスの広報担当者は「構造上の問題ではないのでコメントはない」としているが、こちらに記したような数々のトラブルを起こしているのだから、社内体制に問題があるということに関しては何も解消されていない。(一度信用を失った企業は簡単にはいかないということである。)

でも、厚みが異なる鉄製ホイールとアルミ製ホイールがあるということは問題ではないか。どちらか一方の厚みに統一するか、異なる材料のものが双方とも存在する形のままにするならば一方は装着できないようにするべきではないのか。他の理由もあるだろうが、こちらに記したような安全性に関わる事故を続けて発生させているのだから、三菱ふそうはもっと真剣に考えるべきである。また、信頼回復を本気で目指すのであれば、こういうことは三菱ふそうの方から提案するという姿勢を見せてもらいたいものである。(今回は、そういう姿勢を見せるチャンスであったが、自らそれを切り捨ててしまった...)



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