SSブログ

全国池田サミット、10月に終止符 [時事ネタ]

自治体名に「池田」がつく全国1市6町(大阪府池田市、北海道、福井、長野、岐阜、香川、徳島県の池田町)で、年1回開催してきた「全国池田サミット」が今年の10月に開催される第21回で最終回となる。(今年は、大阪府池田市で開催される。)この「池田サミット」が終止符を打つことになったのは、平成の大合併によって「池田」の名前が消える町が出てくるためという。(来年3月に、香川と徳島の「池田町」が消える。)これに伴い、7市町が相互に結んでいた姉妹縁組も解消するという。

ということで、今年は「全国池田さよならサミット」と銘打って、10/8に池田市文化会館で開催される。長年培ってきた行政、民間団体の今後の交流のあり方などを話し合うほか、全国池田物産展やラーメンフェスタ、商業祭などが予定されている。

このサミットは、1985年6つの池田町が「全国池田町サミット」を開いたのが始まりで、毎年持ち回りで開催されてきた。池田市が1988年に加わり、各道県の池田町と姉妹縁組を締結し、物産展やスポーツ大会を開いたりして交流を続けてきた。更に、1996年には災害相互支援協定を結び、2001年からは市民がそれぞれの池田町に宿泊する際に1泊1000円を補助する独自の制度も導入した。(こうして見ると、評価できることを行っている。)しかし、各地で合併論議が進み、2004年のサミットの際、解散することを正式に決定した。

尚、池田市は「サミットがなくなっても宿泊の補助制度は続け、民間団体間の交流を応援していきたい」と話している。

一部が無くなるとはいうものの、災害相互支援協定やイベントというのはとても有益なことである。合併による効果もそれなりに認められるとはいうものの、「平成の大合併」が地方を壊す悪政という声があったことも、こういうことがあると納得できる。サミットを続けることに関してはどちらでもいいが、それ以外(特に災害相互支援協定)は合併後の新自治体との間でも引き継いでもらい、今後も交流を続けてもらいたいものである。



共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。